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不忠
忍びたる
不忠不義の
曲者なり又汝等が兄喜内は
善惡邪正の
別ちなく
親しきを愛し
疎きを
惡む
誠に國を
亂すの
奸臣なる故我
討取て
立退しを汝等は
愚昧なれば是を
覺らず我を
申
述ざるも
不忠と存候此儀私事には候はず天下の
御爲君への
忠義にも御座あるべく依て
包まず言上仕り候越前儀
未熟ながら
幼少の時より
人相を
聊か
相學び候故昨日
間は
隔ち候へ共彼の方を
「だって、
天子さまより
先に
飲むのは
不忠と
思ったかもしれないさ。」