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正二
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しょうじ
ふりがな文庫
“
正二
(
しょうじ
)” の例文
「
正二
(
しょうじ
)
、きょうは
日曜日
(
にちようび
)
だろう。お
母
(
かあ
)
さんをゆっくり
寝
(
ね
)
かしておいてあげな。
音
(
おと
)
をたてると、お
母
(
かあ
)
さんが、
目
(
め
)
をおさましになるよ。」
お母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
故関根
正二
(
しょうじ
)
氏の「信仰の悲み」でも、今の変り種の絵とはどうもちがった腹の底から来る熱が籠っていると思われる。
二科展院展急行瞥見
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「しかたがないから、四
月
(
がつ
)
まで
待
(
ま
)
とうか、それともお
姉
(
ねえ
)
さんがきたら
頼
(
たの
)
んでみようか。」と、
正二
(
しょうじ
)
くんは、いろいろ
考
(
かんが
)
えたのでした。
正二くんの時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正二
(
しょうじ
)
くんは
時計
(
とけい
)
がほしかったので、これまでいくたびもお
父
(
とう
)
さんや、お
母
(
かあ
)
さんに、
買
(
か
)
ってくださいと
頼
(
たの
)
んだけれども、そのたびに
正二くんの時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつも
早
(
はや
)
く
起
(
お
)
きてくださるのだから、きょうは、お
母
(
かあ
)
さんをゆっくり
寝
(
ね
)
かしてあげなければならぬと、
正二
(
しょうじ
)
にも
思
(
おも
)
われたのでした。
お母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
徳
(
とく
)
ちゃんは、お
母
(
かあ
)
さんのエプロンを
持
(
も
)
って
先
(
さき
)
にいって
待
(
ま
)
っていると、
正二
(
しょうじ
)
は、
自分
(
じぶん
)
で
急
(
きゅう
)
ごしらえの
般若面
(
はんにゃめん
)
を
持
(
も
)
ってやってきました。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
正二
(
しょうじ
)
は、
雑誌
(
ざっし
)
にのっているお
話
(
はなし
)
を
読
(
よ
)
んでいるうちに、おやと、びっくりしました。なぜなら、それには、こう
書
(
か
)
いてありました。
兄と魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは、
上機嫌
(
じょうきげん
)
でありました。
正二
(
しょうじ
)
も、おじいさんにそういわれると、ハーモニカを
買
(
か
)
ってもらったよりもうれしかったのでした。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
清吉
(
せいきち
)
と
正二
(
しょうじ
)
は、
学校
(
がっこう
)
の
帰
(
かえ
)
りに、
乾物屋
(
かんぶつや
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
ると、おじさんが、
店
(
みせ
)
にすわっていました。
二人
(
ふたり
)
は、
入
(
はい
)
ってそばへ
腰
(
こし
)
かけました。
海が呼んだ話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おい、
君
(
きみ
)
。」と、おまわりさんは、
後
(
うし
)
ろから、
二人
(
ふたり
)
を
呼
(
よ
)
び
止
(
と
)
めました。
新吉
(
しんきち
)
も
正二
(
しょうじ
)
も、びっくりして、おまわりさんの
方
(
ほう
)
を
見返
(
みかえ
)
りました。
はととりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
徳
(
とく
)
ちゃんは、
枯
(
か
)
れた
毛
(
け
)
を
取
(
と
)
ってきて、
正二
(
しょうじ
)
の
頭
(
あたま
)
へのせました。それから、うりのちょうちんに、
火
(
ひ
)
をつけて、ぶらさげました。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これを
聞
(
き
)
くと、
正二
(
しょうじ
)
は、一
時間
(
じかん
)
も
立
(
た
)
たされるのは、かえって
小僧
(
こぞう
)
さんを
苦
(
くる
)
しめることだから、(
打
(
う
)
とうかな。)と
考
(
かんが
)
えました。
はととりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やったな。」と、
正二
(
しょうじ
)
は
頭
(
あたま
)
をおさえて、すぐに
新吉
(
しんきち
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
いかけました。おまわりさんは、
大
(
おお
)
きな
腹
(
はら
)
を
抱
(
かか
)
えるようにして
はととりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自転車屋
(
じてんしゃや
)
のおじさんが、こんど
田舎
(
いなか
)
へ
帰
(
かえ
)
ることになりました。
清吉
(
せいきち
)
や、
正二
(
しょうじ
)
にとって、
親
(
した
)
しみの
深
(
ふか
)
いおじさんだったのです。
海が呼んだ話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正二
(
しょうじ
)
くんは、みんなが
上着
(
うわぎ
)
のそでをちょっとまくって
時計
(
とけい
)
を
見
(
み
)
るときのようすが、
目
(
め
)
についていてうらやましくなりました。
正二くんの時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正二
(
しょうじ
)
は、
夏
(
なつ
)
のころ、
兄
(
にい
)
さんと
川
(
かわ
)
へいっしょにいって、とってきた
小
(
ちい
)
さな
魚
(
さかな
)
を、すいれんの
入
(
はい
)
っている、
大
(
おお
)
きな
鉢
(
はち
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れて、
飼
(
か
)
っていました。
兄と魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なにか、
正二
(
しょうじ
)
のほしいものを
買
(
か
)
ってやれば、いうことをきくかもしれない。」と、お
父
(
とう
)
さんは、おっしゃいました。
僕がかわいがるから
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、
正二
(
しょうじ
)
くんは、
熱心
(
ねっしん
)
にへやのすみずみまでさがしたのでありました。しかし、やはり
見
(
み
)
つかりませんでした。
小さなねじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
自分
(
じぶん
)
が
食
(
た
)
べる
分
(
ぶん
)
を、ちっと
分
(
わ
)
けてやればいいのだろう。」と、
正二
(
しょうじ
)
は、
棒
(
ぼう
)
を
土
(
つち
)
の
上
(
うえ
)
へ
投
(
な
)
げて、
犬
(
いぬ
)
を
抱
(
だ
)
き
上
(
あ
)
げました。
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
清
(
せい
)
ちゃん、
僕
(
ぼく
)
いまきたばかりなのさ。あの
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
の
下
(
した
)
に、
犬
(
いぬ
)
が
捨
(
す
)
ててあるよ。」と、
正二
(
しょうじ
)
はこのとき、
鳥
(
とり
)
の
飛
(
と
)
んでいく
方
(
ほう
)
を
指
(
さ
)
しながら、いいました。
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いつ、
勇
(
ゆう
)
ちゃんの
叔父
(
おじ
)
さんは、
引
(
ひ
)
っ
越
(
こ
)
してくるんだろうな。」と、
正二
(
しょうじ
)
も、
清吉
(
せいきち
)
も、
閉
(
し
)
まっている
家
(
いえ
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
るたびに、
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
きながら
思
(
おも
)
いました。
海が呼んだ話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ねじ、ねじ、
見
(
み
)
つかれよ。」と、
正二
(
しょうじ
)
くんはまた、さがしていました。もし、このとき、ねじが
見
(
み
)
つかったら、みんなは、どんなにか
喜
(
よろこ
)
んだでしょう。
小さなねじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どこへいったろう。おかしいな。」と、
正二
(
しょうじ
)
くんは、いくら
探
(
さが
)
しても
見
(
み
)
つからないねじを
不思議
(
ふしぎ
)
がりました。
小さなねじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
兄
(
にい
)
さんと
同
(
おな
)
じだろう、この
人
(
ひと
)
、
兄
(
にい
)
さんのしたことを
知
(
し
)
っているのかなあ。」と、
正二
(
しょうじ
)
は、
頭
(
あたま
)
をかしげました。
兄と魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「しかし、よかったね。
洋服屋
(
ようふくや
)
のおじさんがちょうど
通
(
とお
)
りかかって、ねずみが
出
(
で
)
て
困
(
こま
)
っているのだからといって、つれていってくれたので。」と、
正二
(
しょうじ
)
は、いいました。
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
賢吉
(
けんきち
)
と、とし
子
(
こ
)
と、
正二
(
しょうじ
)
は、いきをせいて、
学校
(
がっこう
)
からかえりに
坂
(
さか
)
を
登
(
のぼ
)
ってくると
青葉の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、とし
子
(
こ
)
も、
正二
(
しょうじ
)
も、
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
たちは、
学校
(
がっこう
)
の
帰
(
かえ
)
りに、
水
(
みず
)
をくんで、
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
の
根
(
ね
)
にかけてやるのを
日課
(
にっか
)
としたのです。どうでしょう。
木
(
き
)
は、ふたたび
昔
(
むかし
)
の
元気
(
げんき
)
をとりもどしました。
青葉の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それに、はんたいしたのは、もとよりおばあさんでした。つぎには、この
茶屋
(
ちゃや
)
に
休
(
やす
)
んで、
花
(
はな
)
をながめたり、
涼
(
すず
)
んだりした
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちです。それから、
賢吉
(
けんきち
)
や、とし
子
(
こ
)
や、
正二
(
しょうじ
)
などの
子供
(
こども
)
たちでした。
青葉の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
“正二”で始まる語句
正二位
正二位勳五等