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ほんとう
元來馬は
日本の
石器時代の
貝塚からその
骨が
掘り
出されるので、
古くから
日本にゐたことがわかりますが、しかし
本當に
乘馬に
使ふ
良い
馬は
本當に
身體を
厭はねばいけませぬぞえ、
此前に
居た
原田といふ
勉強ものが
矢つ
張お
前の
通り
明けても
暮れても
紙魚のやうで、
遊びにも
行かなければ、
寄席一つ
聞かうでもなしに
つまり
山は
高いばかりが
貴いのではなく、
木が
茂つてゐるので
本當に
貴いのです。
實にこの
地震計の
發明は、それまで
極めて
幼稚であつた
地震學が
本當の
學問に
進歩した
基であるので、
單に
此一點からみても、
地震學は
日本に
於て
開けたといつても
差支へないくらゐである。
その
後、
本當の
人間と
名のつけられる
一番古い
骨は、ドイツのハイデルベルグの
附近で
發見されました。
何此騷ぎの
中で
好惡を
言ふ
物が
有らうか、お
賣りお
賣りと
言ひながら
先に
立つて
砂糖の
壺を
引寄すれば、
目ッかちの
母親おどろいた
顏をして、お
前さんは
本當に
商人に
出來て
居なさる
また
本當の『どるめん』といふほど
簡單なものは、
日本ではほとんど
見當りません。
むゝ
美登利さんはな
今の
先己れの
家の
前を
通つて
揚屋町の
刎橋から
這入つて
行た、
本當に
正さん
大變だぜ、
今日はね、
髮を
斯ういふ
風にこんな
島田に
結つてと、
變てこな
手つきをして
僕は
鼻緒を
切つて
仕舞つて
何う
爲ようかと
思つて
居る、
本當に
弱つて
居るのだ、と
信如の
意久地なき
事を
言へば、
左樣だらうお
前に
鼻緒の
立ッこは
無い、
好いや
己れの
下駄を
履て
行ねへ
本當に
女房もちに
成つては
仕方がないねと
店に
向つて
閾をまたぎながら
一人言をいへば、
高ちやん
大分御述懷だね、
何もそんなに
案じるにも
及ぶまい
燒棒杌と
何とやら、
又よりの
戻る
事もあるよ