天才てんさい)” の例文
一、二ねんのちには、天才てんさいは、まったくみにじられて、あとかたもなく、如才じょさいのない、きざな一商人しょうにんができあがるでありましょう。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところが、どうして、その石の持ち方が、あれでもなかなかむずかしいんでね、だから、だれだかいいましたよ、蛾次は石投げの天才てんさいだってね
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この少年せうねん數學すうがく勿論もちろん其他そのた學力がくりよく全校ぜんかう生徒中せいとちゆうだいりう以下いかであるが、天才てんさいいたつてはまつたならぶものがないので、わづかるゐさうかともはれるもの自分じぶんにん
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
人麿ひとまろうたると、なるほど天才てんさいといふものはえらいものだといふ心持こゝろもちが、つく/″\します。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
かれ処女作しよぢよさく市場しぢやうたとき、まだとしすくないこの天才てんさい出現しゆつげんおどろかされて、あつまつておほくの青年せいねんも、そろ/\かれ実質じつしつうたがはれてたやうに、二人ふたりり三にんはなれして
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
とはむかうの消息通せうそくつうぼくかせたことばだが、ばくちきで、またばくちの天才てんさい支那人しなじんだけに麻雀道マアジヤンだうおいてもなかにはおそろしい詐欺さぎ、いんちきをくはだてるものが可成かなりあるらしい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そして、いまでは天才てんさいびわ法師ほうしとしてだれでもその名を知っているようになりました。
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
ただ一つわからないことは、最後さいご興行こうぎょうのとき、どこかの夫人ふじん天才てんさいだと言っておどろいたこと、それからガロフォリがむかしの名前をどうとか言いだして、かれをおどしたことであった。
腦髓なうずゐや、視官しくわん言語げんご自覺じかく天才てんさいなどは、つひにはみな土中どちゆうはひつてしまつて、やが地殼ちかくとも冷却れいきやくし、何百萬年なんびやくまんねんながあひだ地球ちきうと一しよ意味いみもなく、目的もくてきまはくやうになるとなれば
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
天才てんさいならばべつとして、まなぶには、うたうのも、らすのも、基礎きそとなる調子ちょうしからまなんで、練習れんしゅうが、たいへんなのだ。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
脳髄のうずいや、視官しかん言語げんご自覚じかく天才てんさいなどは、ついにはみな土中どちゅうはいってしまって、やがて地殻ちかくとも冷却れいきゃくし、何百万年なんびゃくまんねんながあいだ地球ちきゅうと一しょ意味いみもなく、目的もくてきまわくようになるとなれば
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それから二人ふたり連立つれだつて學校がくかうつた。此以後このいご自分じぶん志村しむらまつたなかくなり、自分じぶんこゝろから志村しむら天才てんさいふくし、志村しむらもまた元來ぐわんらい温順おとなしい少年せうねんであるから、自分じぶん又無またな朋友ほういうとしてしたしんでれた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
もっとも、利助りすけほどの天才てんさいは、自分じぶんのものがなが保存ほぞんされるためとか、どうとかいうようなぞくかんがえはもたなかったろう。ただ、気品きひんたかいものをつくげたいとおもっていたにちがいない。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其他そのたこと/″\志村しむら天才てんさいあがたてまつつてるばかりであつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
エイチ天才てんさいだね。なにをうたってもうまいじゃないか。」
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)