大急おおいそ)” の例文
それですから、ほしあかつきとともにかくれてしまうまえ大急おおいそぎできて、そらかがやいている、さびしいあね姿すがた見上みあげることもありました。
王さまの感心された話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
では致方いたしかたがございません、これから大急おおいそぎで、とおりそれを申上もうしあげてしまうことにいたしましょう。
私はかやの間からすかすようにして私どもの来た方を見ました。むこうから二人の役人やくにん大急おおいそぎでみちをやって来るのです。それも何だかみちかられて私どもの林へやって来るらしいのです。
二人の役人 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
おもい、にまぎれて、へいえて、魔法まほうつかいのにわはいり、大急おおいそぎで、を一つかみいてて、おかみさんにわたすと、おかみさんはそれでサラダをこしらえて、うまそうにべました。
不思議ふしぎに、そのうまに、子供こどもっていたのでありましたから、おばあさんは、大急おおいそぎであといかけました。
千羽鶴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これをていた二人ふたり小学生しょうがくせいは、なんだか息詰いきづまるようながして、をみはりました。おとこは、大急おおいそぎで獲物えものかたぱしからころして、ふくろなかれていました。
すずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
こう、とっさのあいだおとこおもいました。かれは、財布さいふをはたいて、五りょうでその仏像ぶつぞういました。そして、それを横抱よこだきにして、大急おおいそぎでむらしてかえってきました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、うたいながら、はじめはゆるい歩調ほちょうけていましたが、途中とちゅうから、小田おだが、ひと大急おおいそぎで、まどしたほうかってはししました。なにかちていたのです。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そんなことは、おれたちがかんがえたって、想像そうぞうのつかないことだ。そうして、いえくなったり、まちけてしまうと、あわてて大急おおいそぎで、おれたちのいるほうへやってくる。
あらしの前の木と鳥の会話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むらひとたちは、大急おおいそぎをして、からすのっているきん小判こばんうばおうとしました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
しろかげは、もう、二十けん……十けん……すぐまえせまりました。運転手うんてんしゅ大急おおいそぎで進行しんこうをしている汽車きしゃめました。その反動はんどうで、どうしたはずみにか、列車れっしゃ大脱線だいだっせんをしてしまいました。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おとこは、あわてたのです。大急おおいそぎで、あみくちじにかかったが、すすきのにじゃまされて、ぎわよくできず、ちょっとまごまごするうちに、二、三したをくぐってしてしまいました。
すずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこで、まことさんは、二ひきむしひろうと大急おおいそぎでうちかえってきました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
吉雄よしおさんは、もし自分じぶんばんをしなかったら、だれか、かんがえなしに、このうちまえで、おおきなこえして、しょうちゃんのをさまさないものでもないとかんがえたから、大急おおいそぎで、自分じぶんうちかえって、半紙はんし
幼き日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、大急おおいそぎで、復習ふくしゅうをすますと、してゆきました。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これをききつけて、あわれな母犬おやいぬは、大急おおいそぎでもどりました。
森の中の犬ころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
みんなは、大急おおいそぎで、くびをすくめてげてきました。
真坊と和尚さま (新字新仮名) / 小川未明(著)