“母犬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやいぬ40.0%
ははいぬ40.0%
おふくろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあいだを、小犬こいぬたちは、あななかから、くびをのばして、母犬おやいぬが、なにかうまいものをってきてくれるのを、いまかいまかとっていました。
森の中の犬ころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
としちゃんは、これをて、母犬ははいぬ子供こどもたいするやさしい愛情あいじょうは、人間にんげんのおかあさんが、子供こどもたいするのと、すこしもわりのないのに、ひどく感心かんしんしました。
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
俺の母犬おふくろは俺を生むと間もなく暗黒やみの晩に道路わうらいで寝惚けた巡行巡査に足を踏まれたので、喫驚びつくりしてワンと吠えたら狂犬だと云つて殺されて了つたさうだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)