母犬ははいぬ)” の例文
としちゃんは、これをて、母犬ははいぬ子供こどもたいするやさしい愛情あいじょうは、人間にんげんのおかあさんが、子供こどもたいするのと、すこしもわりのないのに、ひどく感心かんしんしました。
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、どうでしょう、そこには二ひき小犬こいぬがいて、いま母犬ははいぬのもってきてくれた、さかなほねあらそいながら、ちいさなをぴちぴちとふってよろこんでたべているのでした。
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
小犬こいぬは、はらがすいたか、母犬ははいぬのおちちこいしくなったか、クンクンいていました。
野菊の花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
母犬ははいぬは、自分じぶんがたべずに、子供こどものたべるのをて、さも満足まんぞくしているようでしたが、このあいだにも、たえず、はやしそとほうをくばって、もしや、どこからかてきがおそってきはしないかと
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)