“横抱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこだ50.0%
よこだき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう、とっさのあいだおとこおもいました。かれは、財布さいふをはたいて、五りょうでその仏像ぶつぞういました。そして、それを横抱よこだきにして、大急おおいそぎでむらしてかえってきました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
とかくは檜舞臺ひのきぶたひたつるもをかしからずや、あかぬけのせし三十あまりの年増としまざつぱりとせし唐棧とうざんぞろひに紺足袋こんたびはきて、雪駄せつたちやら/\いそがしげに横抱よこだきの小包こづゝみはとはでもしるし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
文子の叫声をきいた龍介君、声のした方へ懐中電灯をむけると、実験室の壁の一部が外にひらいて、黒装束の男が、文子を横抱よこだきにして外へ出るところだった。
危し‼ 潜水艦の秘密 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
泣出したもんだから、横抱よこだきにして飛んで帰ったがね。私は何だか顔はあかし、天狗てんぐにさらわれて行ったような気がした。袂に入れた桃の実は途中で振落ふりおとして一つもない。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)