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食料
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しよくれう
ふりがな文庫
“
食料
(
しよくれう
)” の例文
井戸は小屋を
懸
(
かけ
)
、
厠
(
かはや
)
は雪中其物を
荷
(
になは
)
しむべき
備
(
そなへ
)
をなす。雪中には一
点
(
てん
)
の
野菜
(
やさい
)
もなければ
家内
(
かない
)
の
人数
(
にんず
)
にしたがひて、雪中の
食料
(
しよくれう
)
を
貯
(
たくは
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
四谷
(
よつや
)
の
通
(
とほ
)
りへ
食料
(
しよくれう
)
を
探
(
さが
)
しに
出
(
で
)
て、
煮染屋
(
にしめや
)
を
見
(
み
)
つけて、
崩
(
くづ
)
れた
瓦
(
かはら
)
、
壁泥
(
かべどろ
)
の
堆
(
うづたか
)
いのを
踏
(
ふ
)
んで
飛込
(
とびこ
)
んだが、
心
(
こゝろ
)
あての
昆布
(
こぶ
)
の
佃煮
(
つくだに
)
は
影
(
かげ
)
もない。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
間斷
(
かんだん
)
なく
消耗
(
せうまう
)
して
行
(
ゆ
)
く
肉體
(
にくたい
)
の
缺損
(
けつそん
)
を
補給
(
ほきふ
)
するために
攝取
(
せつしゆ
)
する
食料
(
しよくれう
)
は一
椀
(
わん
)
と
雖
(
いへど
)
も
悉
(
こと/″\
)
く
自己
(
じこ
)
の
慘憺
(
さんたん
)
たる
勞力
(
らうりよく
)
の一
部
(
ぶ
)
を
割
(
さ
)
いて
居
(
ゐ
)
るのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
植物性食物採集の爲には
諸種
(
しよしゆ
)
の石器及び入れ物を要せしなるべけれど、
何物
(
なにもの
)
の如何なる部分が
食料
(
しよくれう
)
に撰まれしや詳ならざるを以て、
精細
(
せいさい
)
には記し難し。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
こゝも
生活
(
くらし
)
には
困
(
こま
)
つてゐたので、
母
(
はゝ
)
の
食料
(
しよくれう
)
をかせぐため、
丁度
(
ちやうど
)
十八になつてゐたのを
幸
(
さいは
)
ひ、
周旋屋
(
しうせんや
)
の
世話
(
せわ
)
で、その
頃
(
ころ
)
新
(
あらた
)
にできた
小岩
(
こいは
)
の
売笑窟
(
ばいせうくつ
)
へ
身売
(
みう
)
りをしたのである。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
▼ もっと見る
此
(
この
)
打合
(
うちあは
)
せが
終
(
をは
)
ると、
大佐
(
たいさ
)
の
命令
(
めいれい
)
で、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
は
海岸
(
かいがん
)
の
砂上
(
しやじやう
)
に
引出
(
ひきいだ
)
され、
水素瓦斯
(
すいそがす
)
は
充分
(
じふぶん
)
に
滿
(
み
)
たされ、
數日分
(
すうじつぶん
)
の
食料
(
しよくれう
)
と、
飮料水
(
いんれうすい
)
と、
藥品
(
やくひん
)
の
買入
(
かひい
)
れや、
船舶
(
せんぱく
)
の
雇入
(
やとひい
)
れの
爲
(
た
)
めに
費
(
つひや
)
す
可
(
べ
)
き
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それは
食料
(
しよくれう
)
と
薪
(
まき
)
との
不廉
(
ふれん
)
な
供給
(
きようきふ
)
を
仰
(
あふ
)
がねばならぬからである。
勘次
(
かんじ
)
はお
品
(
しな
)
の
發病
(
はつびやう
)
から
葬式
(
さうしき
)
までには
彼
(
かれ
)
にしては
過大
(
くわだい
)
な
費用
(
ひよう
)
を
要
(
えう
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
が、
然
(
さ
)
うすると、
深山
(
しんざん
)
の
小驛
(
せうえき
)
ですから、
旅舍
(
りよしや
)
にも
食料
(
しよくれう
)
にも、
乘客
(
じようかく
)
に
對
(
たい
)
する
設備
(
せつび
)
が
不足
(
ふそく
)
で、
危險
(
きけん
)
であるからとの
事
(
こと
)
でありました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
固
(
もと
)
より確言する能はざれど、
現存
(
げんぞん
)
石器時代人民
(
せききじだいじんみん
)
の所爲を以て推す時は、是等は石器の用は
食料
(
しよくれう
)
の肉を切り、
木質
(
もくしつ
)
を削り、人獸を
傷
(
きづつ
)
くるに在りしと思はる。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
さうして
又
(
また
)
食料
(
しよくれう
)
を
求
(
もと
)
める
爲
(
ため
)
に
勞力
(
らうりよく
)
を
他
(
た
)
に
割
(
さ
)
くことによつて、
作物
(
さくもつ
)
の
畦間
(
うねま
)
を
耕
(
たがや
)
すことも
雜草
(
ざつさう
)
を
除
(
のぞ
)
くことも一
切
(
さい
)
が
手後
(
ておく
)
れに
成
(
な
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
御馳走
(
ごちそう
)
には
季春
(
しゆん
)
がまだ
早
(
はや
)
いが、たゞ
見
(
み
)
るだけなら
何時
(
いつ
)
でも
構
(
かま
)
はない。
食料
(
しよくれう
)
に
成
(
な
)
る
成
(
な
)
らないは
別
(
べつ
)
として、
今頃
(
いまごろ
)
の
梅雨
(
つゆ
)
には
種々
(
さま/″\
)
の
茸
(
きのこ
)
がによき/\と
野山
(
のやま
)
に
生
(
は
)
える。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
余
(
よ
)
は曾てコロボックルは
人肉
(
じんにく
)
を
食
(
くら
)
ひしならんとの事を云ひしが、
此風習
(
このふうしふ
)
は必しも
粗暴猛惡
(
そぼうまうあく
)
の
民
(
たみ
)
の間にのみ行はるるには非ず、且つ人肉は决して
彼等
(
かれら
)
の
平常
(
へいじよう
)
の
食料
(
しよくれう
)
には非ざりし事
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
“食料”の意味
《名詞》
食料(しょくりょう)
食べ物。食料品。
食費。
(出典:Wiktionary)
“食料(
食品
)”の解説
食品(しょくひん)またはフード(en: food)とは、人が食べるために直接使用できる、食用可能な状態のもの。人間が日常的に食物として摂取するものの総称である。食物(しょくもつ)、食料品(しょくりょうひん)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“食料”で始まる語句
食料品
食料庫
食料室
食料店
食料品店
食料問題
食料品販売所