旧字:行燈
小さんや円右などの単独かんばんの行灯が、屋根高く掲げられているのもよく人目を引いて、私達の寄席熱をそそったものだった。
「おバあさんが夜なべに絹針ときたら行灯の前で」とかなしげに唱えて、「親孝行のおみやげはこれが一番」と針のめど通しをうる男や
“行灯”の意味
“行灯”の解説
行灯、行燈(あんどん)は照明器具の一つ。ろうそくや油脂を燃料とした炎を光源とする。持ち運ぶもの、室内に置くもの、壁に掛けるものなど様々な種類がある。もともとは持ち運ぶものだったため「行灯」の字が当てられ、これを唐音読みして「あんどん」となった。携行用は後に提灯に取って代わられたため、据付型が主流となった。
(出典:Wikipedia)
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