“櫛屋”の読み方と例文
読み方割合
くしや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこから広小路ひろこうじへ出るところに、十三屋という櫛屋くしやがあって、往来ばたに櫛の絵を画いた、低くて四角な行灯あんどんが出してありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
十三屋の櫛屋くしやの前に、艶歌師がヴァイオリンを弾いていた。みどりもふかきはくようの……ほととぎすの歌だ。随分古めかしい歌をうたっている。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
まだ並んでいる家の中で、店を開けて商売をしているのは蕎麦屋そばやの蓮玉庵と煎餅屋せんべいやと、その先きのもう広小路の角に近い処の十三屋と云う櫛屋くしやとの外には無かった時代である。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)