“くしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クシヤ
語句割合
櫛屋50.0%
倶舎25.0%
毿12.5%
華奢12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十三屋の櫛屋くしやの前に、艶歌師がヴァイオリンを弾いていた。みどりもふかきはくようの……ほととぎすの歌だ。随分古めかしい歌をうたっている。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
倶舎くしやだの唯識ゆいしきだの三論などゝいふ仏教哲学を一応知つたといふだけ、悟りなどゝいふ特別深遠なものはないといふ幻滅に達して、少年時代の夢を追ひ再び文学に逆戻りをした。
処女作前後の思ひ出 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
「やい亀井、何しおる? 何ぢや、懸賞小説ぢや——ふッふッ、」とも馬鹿にしたやうに冷笑せゝらわらつたはズングリと肥つた二十四五のひげ毿くしや々の書生で
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
華奢くしや街家まちやよそに見て
妄動 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)