“唯識”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆいしき75.0%
ユイシキ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯識ゆいしき三年倶舎くしゃ八年」などと気長のことばかりをいい立てて、さらに時弊に応じて教義を調合するさじ加減を知らざる風情であります。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
日本にも天台の宗義にくわしいとか唯識ゆいしきあるいは真言の宗義にくわしいというえらい学者は沢山ありますけれども
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
唯識ユイシキ三年倶舎クシャ七年と云って、坊主が倶舎論を会得するには七年かかるそうであるが、これは人間の意識を七十五の名目に分類し、分類が微細にすぎてチットモわからず、七年かかることになっている。
巷談師 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)