“あんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行燈73.3%
行灯26.4%
街燈0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行燈あんどんの光に照された、古色紙こしきしらしいとこの懸け物、懸け花入はないれ霜菊しもぎくの花。——かこいの中には御約束通り、物寂びた趣が漂っていました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
小さんや円右などの単独かんばんの行灯あんどんが、屋根高く掲げられているのもよく人目を引いて、私達の寄席熱をそそったものだった。
早稲田神楽坂 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
中には薄暗い街燈あんどんの蔭に、派手な夜の物を深々とかぶつた娘のつむりが、平次の方からも手に取るやうです。