“あんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行燈81.0%
行灯16.7%
安東1.2%
安藤1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いへ小路せうぢ引込ひつこんで、とほりのかどに「蒲燒かばやき」といた行燈あんどうばかりあり。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
まず青い紙で行燈あんどうの口をおおい、定めの通りに燈心百すじを入れて五間いつまほどはなれている奥の書院に据えた。
百物語 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
和尚おしょうの室を退がって、廊下ろうかづたいに自分の部屋へ帰ると行灯あんどうがぼんやりともっている。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
面部を深く包んで、しり端折ぱしょりを致しまして、廊下を這って来て、だん/″\行灯あんどうもとへ近づき
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
随つて最北の津軽地方の如きは、住民まだ蝦夷の旧態を存するもの多く、直接鎌倉武士を以てしては、これを統治し難い事情があつたと見えて、土豪安東あんどう氏を代官に任じ、蝦夷管領としてこれを鎮撫せしめた。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
その自分にたいして、去年きょねんうたときには、某牛舎ぼうぎゅうしゃておって、うん安藤あんどうかといったきり、おきもしなかった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それ以前いぜんから、安藤あんどう某学校ぼうがっこう学費がくひまで補助ほじょしてもらい、無二むに親友しんゆうとして交際こうさいしておったのだが、安藤がいまの会社へはいって二年めの春、母なる人がなくなり、つづいて花前の家にはたえまなき不幸ふこうをかさねた。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)