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米突
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メートル
ふりがな文庫
“
米突
(
メートル
)” の例文
ハラムは印度人の
中
(
うち
)
でも図抜けの大男だった。背の高さが二
米突
(
メートル
)
ぐらいあって左右の腕が日本人の
股
(
もも
)
とおんなじ大きさをしていた。
ココナットの実
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ミラボーが子供の時、ある貴族の運動会へ出掛けて往つて、何
米突
(
メートル
)
かの徒歩競走に第一着を取つた事があつた。競走は懸賞附であつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ファウルホルン、シュワルツホルンの如きは、何と云っても三千
米突
(
メートル
)
に足らぬ山で、こうして見下ろした目には何等の趣もない。
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
自転車を止める間もなくあなやと思う間に自転車は縄に突き当って、ボートルレの身体は三
米突
(
メートル
)
ばかり投げ出され、地上に叩きつけられた。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
三角点の標高は千七百七十四米二と測られているが、最高点は中央に在って五、六
米突
(
メートル
)
は高いであろう。東から望めば破風の形にも見える。
利根川水源地の山々
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
断崖絶壁をめぐらした三百
米突
(
メートル
)
の高い立場の村落で、城の跡であり、風光明媚、四季常に遊覧の雅人があとをたゝないと言ふ位の地方であつた。
半農生活者の群に入るまで
(新字旧仮名)
/
石川三四郎
(著)
これを
上氷瀬
(
かみひせ
)
という、バロメートルを見ると、実に海抜二千三百
米突
(
メートル
)
、あまり高過ぎるから多分狂っているのであろう。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
そこには中央に大きな台を据えて、長さ二
米突
(
メートル
)
ばかりの複雑なC・C・D潜水艦用機関の模型が取附けられてあった。
危し‼ 潜水艦の秘密
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
が、やっと眺望の開けた、約千
米突
(
メートル
)
も登った頃、そこらそこらに残雪も見え出した。早昼の結び飯を食って、茶のかわりに、雪を掻いて食ったりした。
登山は冒険なり
(新字新仮名)
/
河東碧梧桐
(著)
が、彼はもう跫音などには頓着なく、五
米突
(
メートル
)
ほど隔てた岸に立って、黒い粘土の上を指差しながら私へ声を掛けた。
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
兎角
(
とかく
)
する
程
(
ほど
)
に
怪
(
あやし
)
の
船
(
ふね
)
はます/\
接近
(
せつきん
)
し
來
(
きた
)
つて、
白
(
しろ
)
、
紅
(
あか
)
、
緑
(
みどり
)
の
燈光
(
とうくわう
)
は
闇夜
(
やみ
)
に
閃
(
きら
)
めく
魔神
(
まじん
)
の
巨眼
(
まなこ
)
のごとく、
本船
(
ほんせん
)
の
左舷
(
さげん
)
後方
(
こうほう
)
約
(
やく
)
四五百
米突
(
メートル
)
の
所
(
ところ
)
に
輝
(
かゞや
)
いて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
参加機は、この
文字
(
レター
)
発見と同時に、水平飛行に移り、同標識を中心に直径二百
米突
(
メートル
)
の円を三回連続して画く。第三回目の終りに、地上より第二の目的地を
空飛ぶ悪魔:――機上から投下された手記――
(新字新仮名)
/
酒井嘉七
(著)
高さも清水峠の方が二百
米突
(
メートル
)
以上も抜いているから、自分は清水連嶺と呼ぶ方へ賛成するのである、この連嶺の主軸の東端をなしているのが平ヶ岳である
平ヶ岳登攀記
(新字新仮名)
/
高頭仁兵衛
(著)
中隊長は指揮刀を幾度か動かそうとして
躊躇
(
ちゅうちょ
)
した。そして遂に、その多数の黒影が、百
米突
(
メートル
)
あまりに近づいたとき、斥候の一人が
走
(
は
)
せ戻って来て報告した。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
その杖の長さが一
米突
(
メートル
)
九四九で、近代なら、アルペンストック、さては西園寺陶庵和尚の杖、昔なら、モリエールに
嗤
(
わら
)
われた馬鹿貴族等の杖を想像させるが
愛書癖
(新字新仮名)
/
辰野隆
(著)
此処
(
ここ
)
は別山と劍山との中間地で黒部の上流へ落合う渓流が幅三
米突
(
メートル
)
ばかり、深さ六、七尺もありました、なおその地方は
落葉松
(
からまつ
)
等の周囲一丈ばかりもある巨樹
越中劍岳先登記
(新字新仮名)
/
柴崎芳太郎
(著)
地上五百
米突
(
メートル
)
の高さから見晴した文明都市の光景は、それこそ一番素晴らしいパノラマの眺めである。
風船美人
(新字新仮名)
/
渡辺温
(著)
高さはやっと二千
米突
(
メートル
)
内外で、その上に傾斜が極めて緩慢であるから、上諏訪町附近の人が、春から夏秋にかけての登山は、丁度日曜の遠足に、恰適位な程度である。
女子霧ヶ峰登山記
(新字新仮名)
/
島木赤彦
(著)
濕つた
地
(
つち
)
をぴたぴたと踏みながら我等二人は、いま漸く旅の第一歩を踏み出す心躍りを感じたのである。地圖を見ると丁度その地點が一二〇八
米突
(
メートル
)
の高さだと記してあつた。
みなかみ紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
袖切坂を登ってしまうと行手に大菩薩峠の山が見えます、いわゆる
大菩薩嶺
(
だいぼさつれい
)
であります。標高千四百五十
米突
(
メートル
)
の大菩薩嶺を左にしては、小金沢、天目山、笹子峠がつづきます。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
千
米突
(
メートル
)
以上の山の上にゐれば、いつだつて暑いなんていふ気はしませんからね。
談片
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
海抜約二千
米突
(
メートル
)
以上は、雑木次第に減じ、ミヤマカンバ、ミヤマハンノキ、ミヤマナナカマド等の粗く生えたる土地、ここをぬけると
上宮川原
(
かみみやがわら
)
「信濃、上宮川原、嘉門次」、左の方数丁には
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
そのぐるりは、まあ日本ではいちばんすごく、そしていい岩山だし、高さも二千五百
米突
(
メートル
)
以上はある。これほど高くて、自由で、感じのいい泊り場所はめったにない。人臭くないのがなによりだ。
涸沢の岩小屋のある夜のこと
(新字新仮名)
/
大島亮吉
(著)
五千数百
米突
(
メートル
)
の露営地からK
2
の頂上を霧の上に仰いだ素的なのや、熱帯の密林の間に氷河を望んだ奇抜な写真が非常に多い。
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
近来珍らしい二百二十
日
(
か
)
だよ。
夜半
(
よなか
)
過ぎたら風速四十
米突
(
メートル
)
を越すかも知れん。……おまけにここは朝鮮最南端の
絶影島
(
まきのしま
)
だ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
五
米突
(
メートル
)
ばかりの薄い皮であるが、サクラメントへ流れるシャスタ熔岩の厚さは、五十
呎
(
フイート
)
から二、三百呎に達している。
火と氷のシャスタ山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
邸より五百
米突
(
メートル
)
の間は
血跟
(
けっこん
)
が点々と落ち、なお附近に
血染
(
ちぞめ
)
の襟巻が捨ててあった。これより見て、不幸なレイモンド嬢は殺害せられたりと信ぜらる。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
ある真夜なかの事、ジヤンは敵の偵察を言ひつかつて、独逸軍の塹壕から、
漸
(
やつ
)
と十
米突
(
メートル
)
ばかりの
近間
(
ちかま
)
まで
覗
(
うかゞ
)
ひ寄つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
左右に広げた翼は
凡
(
およ
)
そ二
米突
(
メートル
)
に余り、全身真黒な羽毛に包まれ、鷲のような鋭い爪のある両足を
踏
(
ふみ
)
ひらいている。
廃灯台の怪鳥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そうすれば、文字に接近した前後左右の何れかに百
米突
(
メートル
)
以内の滑走で着陸すれば、何の事故も起り得ない訳だ。
空飛ぶ悪魔:――機上から投下された手記――
(新字新仮名)
/
酒井嘉七
(著)
左は大明神山の急斜面が水際から例の屏風を押し立てているのであるが、此処では二百
米突
(
メートル
)
もあろうと思う程の高さに切り立って、それこそ峻噌の大屏風だ。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
二百
米突
(
メートル
)
から、だんだん近づいて百
米突
(
メートル
)
…………と、近づいて来たが、中隊長は次の命令を発さなかった。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
Lの字を逆立ちさせたような
矢標
(
やじるし
)
のついた道路標識を越して、二十
米突
(
メートル
)
も走った時だった。なにを見たのか大月氏は不意にギクッとなって慌しく腰を浮かしながら
白妖
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
湿った
地
(
つち
)
をぴたぴたと踏みながら我等二人は、いま漸く旅の第一歩を踏み出す心躍りを感じたのである。地図を見ると丁度その地点が一二〇八
米突
(
メートル
)
の高さだと記してあった。
みなかみ紀行
(新字新仮名)
/
若山牧水
(著)
私
(
わたくし
)
は
印度洋
(
インドやう
)
の
海底
(
かいてい
)
の
有樣
(
ありさま
)
は
精密
(
くわし
)
くは
知
(
し
)
らぬが
此
(
この
)
洋
(
やう
)
全面積
(
ぜんめんせき
)
は
二千五百※方哩
(
にせんごひやくまんほうマイル
)
、
深
(
ふか
)
き
所
(
ところ
)
は
底知
(
そこし
)
れぬが、
處々
(
ところ/\
)
に
大暗礁
(
だいあんせう
)
又
(
また
)
は
海礁
(
かいせう
)
が
横
(
よこたは
)
つて
居
(
を
)
つて、
水深
(
すいしん
)
五十
米突
(
メートル
)
に
足
(
た
)
らぬ
所
(
ところ
)
もある
相
(
さう
)
な。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
千九百六十
米突
(
メートル
)
の白岩山がある。二千十八米突の雲取山がある。それから武州御岳との間に、
甲斐
(
かい
)
の飛竜、前飛竜がある。御前と
大岳
(
おおたけ
)
を前立てにして、例の大菩薩連嶺が悠久に横たわる。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
サン・モリッツも似たようなもので、氷河こそあるが、近所の山はやっと三千
米突
(
メートル
)
ぐらいなものだから、雄大な景色は求められよう筈がない。
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
そうして、あとには二千五百
米突
(
メートル
)
を示す高度計と、不思議なほど静かなプロペラの
唸
(
うな
)
りと、何ともいえず好調子なスパークの霊感だけが残っていた。
怪夢
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
既に東天は明け始めている——この島と五十
米突
(
メートル
)
の間隔で左手に突出した岬には、松が一面に茂っていて、その
樹間
(
このま
)
から
紅
(
あか
)
らみかかる東の空が絵のように見える。
廃灯台の怪鳥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
鍋冠山
(
なべかむりやま
)
だのという、二千五百
米突
(
メートル
)
以下の
緑
(
りょく
)
鬱葱
(
うっそう
)
たる山に名があって、奥常念一帯の三千米突を出入する大山脈に、無名の山が多いのは、下から仰ぎ
視
(
み
)
られないから
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
六十
米突
(
メートル
)
のところに南室の窓から見えるのと同じような形の一群の木立があるにはあるが、これは明かに白緑色ではなく、明るい日光の下にハッキリと暗緑色を呈していた。
闖入者
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
宜
(
よ
)
し退却し始めた。その足音が
手摺
(
てすり
)
から伝わって来る。彼はますます神経を尖らして次第に接近し
来
(
きた
)
る怪敵を待ち受けた。突如、数
米突
(
メートル
)
の
彼方
(
かなた
)
に敵の黒影らしいものを認めた。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
岩に
縋
(
すが
)
り付いて大汝の最高点に立った。立山三峰の中では雄山が一番低いかも知れぬ、少くとも此処の方が五
米突
(
メートル
)
許
(
ばか
)
りも高いように想ったのは、必ずしも眼の誤りではないであろう。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
一
米突
(
メートル
)
——二
米突
(
メートル
)
——三
米突
(
メートル
)
——
端艇
(
ボート
)
ならば
少
(
すくな
)
くも
半艇身
(
はんていしん
)
以上
(
いじやう
)
我
(
わ
)
が
船
(
ふね
)
を
乘越
(
のりこ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と、二百
米突
(
メートル
)
あまり向うから、「ワァ、ワァ」と云う大勢の喚声が聞え出した。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
白金
(
しろがね
)
、
高輪台
(
たかなわだい
)
あたりか、或いは市中の会社商店等のビルヂィングの高塔の上に身を置いて、天候の至極よろしい日——例えば初冬から早春に至る間の快晴の日、東京では秒速七八
米突
(
メートル
)
から
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
十
米突
(
メートル
)
ばかりを隔てて向い合った二列の中央に来ると軍医大佐は、又も二つ三つ揚がった光弾の光りを背に受けながら、毅然として一同を見まわした。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
もう五百
米突
(
メートル
)
も高くて、氷河の小塊が出来るという想像が、
容
(
い
)
れられるとしたら、まあこんなものだろうと推測せられるだけに、何となく、捨てがたく思われるのである。
火と氷のシャスタ山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
中天に懸った富士の姿と云い、目前五、六十
米突
(
メートル
)
の近景にある白緑色の木立と云い、朝と夕方とでは色彩の上に多少の変化があるとは云え、全く疑うことの出来ない風景だった。
闖入者
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
そこは恐ろしいほど切り立った崖で、下を
見下
(
みおろ
)
すと約百
米突
(
メートル
)
ばかりの深い絶壁で、その下には大きな
巌
(
いわ
)
に波が恐ろしい
勢
(
いきおい
)
で打ちつけている。たぶんそこへ投げ捨てたものと思われる。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“米”で始まる語句
米
米櫃
米搗
米国
米原
米沢
米屋
米山
米俵
米子