“矢標”の読み方と例文
読み方割合
やじるし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直ぐ眼の前の窓硝子ガラスの表面には、L字を逆立ちさせたような、有り得べからざる右曲りの矢標やじるしを書いた標識が、明るく、近く、ハッキリと写った。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
Lの字を逆立ちさせたような矢標やじるしのついた道路標識を越して、二十米突メートルも走った時だった。なにを見たのか大月氏は不意にギクッとなって慌しく腰を浮かしながら
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)