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鬱葱
ふりがな文庫
“鬱葱”の読み方と例文
読み方
割合
うっそう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うっそう
(逆引き)
鍋冠山
(
なべかむりやま
)
だのという、二千五百
米突
(
メートル
)
以下の
緑
(
りょく
)
鬱葱
(
うっそう
)
たる山に名があって、奥常念一帯の三千米突を出入する大山脈に、無名の山が多いのは、下から仰ぎ
視
(
み
)
られないから
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
隣りに越知(今は越知町)という村があってそこに有名な横倉山というのがあり、森林の
鬱葱
(
うっそう
)
たる山で従って珍しい植物が多いので度々登って採集した。これは私には大変に思い出の深い山です。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
背後
(
うしろ
)
から呼ぶ
優
(
やさ
)
しい声に、
医王山
(
いおうざん
)
の半腹、樹木の
鬱葱
(
うっそう
)
たる中を
出
(
い
)
でて、ふと夜の明けたように、空
澄
(
す
)
み、気
清
(
きよ
)
く、時しも夏の
初
(
はじめ
)
を、秋見る昼の月の
如
(
ごと
)
く、
前途遥
(
ゆくてはるか
)
なる
高峰
(
たかね
)
の上に
日輪
(
にちりん
)
を
仰
(
あお
)
いだ
高坂
(
こうさか
)
は
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬱葱(うっそう)の例文をもっと
(3作品)
見る
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
葱
漢検準1級
部首:⾋
12画
“鬱”で始まる語句
鬱
鬱陶
鬱蒼
鬱憤
鬱々
鬱金
鬱勃
鬱積
鬱屈
鬱然
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鬱々葱々
“鬱葱”のふりがなが多い著者
牧野富太郎
小島烏水
泉鏡花