“高峰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかね92.3%
たかみね7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だせ永井、高峰たかねの花は登っていって折る人間のものだ、おまえは十万石の中老の子だぞ、相手とは身分が格段に違う、しっかりしろ伝七郎
恋の伝七郎 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
秋にでもなって、朝ぼらけの山のに、ふと朝顔でも見えましたら、さてこそさてこそ高峰たかねの花と、合点がってんすれば済みます事。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
天に年わかき男星おぼし女星めぼしありて、相隔つる遠けれど恋路こいじは千万里も一里とて、このふたりいつしか深き愛の夢に入り、夜々の楽しき時を地に下りてけ、あるいは高峰たかみねの岩かど
(新字新仮名) / 国木田独歩(著)