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おおおとこ
ふりがな文庫
“
大男
(
おおおとこ
)” の例文
すると、ここに、
白
(
しろ
)
い
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
た
大男
(
おおおとこ
)
が、その
後
(
ご
)
も
真昼
(
まひる
)
ごろ、のそりのそりと
線路
(
せんろ
)
の
上
(
うえ
)
を
歩
(
ある
)
いているのを
見
(
み
)
たというものがありました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といいながら、一
度
(
ど
)
振
(
ふ
)
りますと
背
(
せい
)
が一
尺
(
しゃく
)
のび、二
度
(
ど
)
振
(
ふ
)
りますと三
尺
(
じゃく
)
のび、三
度
(
ど
)
めには六
尺
(
しゃく
)
に
近
(
ちか
)
いりっぱな
大男
(
おおおとこ
)
になりました。
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
いくら
歩
(
ある
)
いても
家
(
いえ
)
らしいものも
見
(
み
)
えませんでしたが、そのうちいつどこから出て
来
(
き
)
たか、一
丈
(
じょう
)
も
背
(
せい
)
の
高
(
たか
)
さのある
大男
(
おおおとこ
)
がのそのそと出て
来
(
き
)
ました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
すると、そこには
肌
(
はだ
)
ぬぎになって、
大男
(
おおおとこ
)
が四、五
人
(
にん
)
で、
花
(
はな
)
がるたをしていました。そして、
大
(
おお
)
きな
目
(
め
)
をむいて、けんめいにかるたをとっていました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの
暴風
(
ぼうふう
)
がくる
前
(
まえ
)
、
灰色
(
はいいろ
)
の
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
た、
見上
(
みあ
)
げるばかりの
大男
(
おおおとこ
)
が、この
鉄道線路
(
てつどうせんろ
)
の
上
(
うえ
)
をのそりのそりと
歩
(
ある
)
いていたのを、
見
(
み
)
たものがあったというのであります。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
牛若
(
うしわか
)
がいつものように
僧正
(
そうじょう
)
ガ
谷
(
たに
)
へ出かけて
剣術
(
けんじゅつ
)
のおけいこをしていますと、どこからか
鼻
(
はな
)
のばかに
高
(
たか
)
い、
見上
(
みあ
)
げるような
大男
(
おおおとこ
)
が、手に
羽
(
は
)
うちわをもって、ぬっと出て
来
(
き
)
ました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
また、
夏
(
なつ
)
の
日
(
ひ
)
、
野原
(
のはら
)
で
見
(
み
)
た、
白
(
しろ
)
い
大男
(
おおおとこ
)
というのも、おそらく
同
(
どう
)
一の
現象
(
げんしょう
)
で、
雲
(
くも
)
のようなものではなかろうかといって、なんでもなく、それを
解決
(
かいけつ
)
していました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
背
(
せい
)
の
高
(
たか
)
さが五
尺
(
しゃく
)
八
寸
(
すん
)
に
胸
(
むね
)
の
厚
(
あつ
)
さが一
尺
(
しゃく
)
二
寸
(
すん
)
、
巨人
(
おおびと
)
のような
大男
(
おおおとこ
)
でございました。そして
熊鷹
(
くまたか
)
のようなこわい目をして、
鉄
(
てつ
)
の
針
(
はり
)
を
植
(
う
)
えたようなひげがいっぱい
顔
(
かお
)
に
生
(
は
)
えていました。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そのかまは、
大
(
おお
)
きく、
鋭
(
するど
)
く、そして、
三日月
(
みかづき
)
のように
細
(
ほそ
)
いのを、
大男
(
おおおとこ
)
は、
右手
(
みぎて
)
に
握
(
にぎ
)
っていたからです。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
為朝
(
ためとも
)
は
鬼
(
おに
)
ガ
島
(
しま
)
を
平
(
たい
)
らげたついでに、ずんずん
船
(
ふね
)
をこぎすすめて、やがて
伊豆
(
いず
)
の
島々
(
しまじま
)
を
残
(
のこ
)
らず
自分
(
じぶん
)
の
領分
(
りょうぶん
)
にしてしまいました。そして
鬼
(
おに
)
ガ
島
(
しま
)
から
大男
(
おおおとこ
)
を
一人
(
ひとり
)
つれて、
大島
(
おおしま
)
へ
帰
(
かえ
)
って
来
(
き
)
ました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「あっ、やられた!」と、
思
(
おも
)
ったときは、もう
遅
(
おそ
)
かったのです。
網
(
あみ
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
はい
)
ったすずめたちは、
隠
(
かく
)
れ
場所
(
ばしょ
)
から
出
(
で
)
てきた
大男
(
おおおとこ
)
の
手
(
て
)
にかかって、
殺
(
ころ
)
されてしまったのです。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
島
(
しま
)
の
大男
(
おおおとこ
)
は
弓矢
(
ゆみや
)
を
見
(
み
)
たのは
初
(
はじ
)
めてなので、目をまるくして
見
(
み
)
ていましたが、
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
んでいるものが、
射落
(
いお
)
とされたのを
見
(
み
)
て、
舌
(
した
)
をまいておじおそれました。そして
為朝
(
ためとも
)
を
神
(
かみ
)
さまのように
敬
(
うやま
)
いました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
と
声
(
こえ
)
がしました。そして
大男
(
おおおとこ
)
が
龍雄
(
たつお
)
をとらえました。
龍雄
(
たつお
)
はもう
逃
(
のが
)
れる
途
(
みち
)
はないと
知
(
し
)
りましたから、すべてのことを
正直
(
しょうじき
)
にうちあけました。その
男
(
おとこ
)
は
酔
(
よ
)
っていました。
海へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おれは
電信柱
(
でんしんばしら
)
だ。」と、
雲突
(
くもつ
)
くばかりの
大男
(
おおおとこ
)
は、
腰
(
こし
)
をかがめて
小声
(
こごえ
)
でいった。
電信柱と妙な男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
夜
(
よ
)
、
男
(
おとこ
)
は、いつものように
静
(
しず
)
かな
寝静
(
ねしず
)
まった
町
(
まち
)
の
往来
(
おうらい
)
を
歩
(
ある
)
いていると、
雲突
(
くもつ
)
くばかりの
大男
(
おおおとこ
)
が、あちらからのそりのそりと
歩
(
ある
)
いてきた。
見上
(
みあ
)
げると二、三
丈
(
じょう
)
もあるかと
思
(
おも
)
うような
大男
(
おおおとこ
)
である。
電信柱と妙な男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
荷車
(
にぐるま
)
を
引
(
ひ
)
いているのは、
白
(
しろ
)
い
馬
(
うま
)
でありました。そして、
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
って、
手綱
(
たづな
)
を
引
(
ひ
)
いている
男
(
おとこ
)
は、
体
(
からだ
)
のがっしりした
大男
(
おおおとこ
)
でありました。
馬
(
うま
)
も、
男
(
おとこ
)
も、だいぶ
疲
(
つか
)
れているように
見
(
み
)
えたのであります。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫