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連日
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れんじつ
ふりがな文庫
“
連日
(
れんじつ
)” の例文
○かくて
産後
(
さんご
)
日を
歴
(
へ
)
てのち、
連日
(
れんじつ
)
の雪も
降止
(
ふりやみ
)
天気
穏
(
おだやか
)
なる日、
娵
(
よめ
)
夫
(
をつと
)
にむかひ、
今日
(
けふ
)
は
親里
(
おやざと
)
へ
行
(
ゆか
)
んとおもふ、いかにやせんといふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
新宿八王子間の電車線路工事が始まって、大勢の
土方
(
どかた
)
が入り込み、村は
連日
(
れんじつ
)
戒厳令の
下
(
もと
)
にでも住む様に
兢々
(
きょうきょう
)
として居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「全く危いところでしたよ。
連日
(
れんじつ
)
の努力で、もう身体も
頭脳
(
あたま
)
も疲れ切っているのです。神経ばかり、
高
(
たか
)
ぶりましてネ」と理学士も
側
(
そば
)
へよって来て
述懐
(
じゅっかい
)
した。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
十
兩
(
りやう
)
以上
(
いじやう
)
の
盜賊
(
たうぞく
)
でなくても、
首
(
くび
)
は
繋
(
つな
)
がらなかつた。
死刑
(
しけい
)
は
連日
(
れんじつ
)
行
(
おこな
)
はれた。
彼
(
か
)
れが
月番
(
つきばん
)
の
時
(
とき
)
は、
江戸
(
えど
)
なら
淺右衞門
(
あさゑもん
)
ともいふべき
首斬
(
くびき
)
り
役
(
やく
)
の
刃
(
やいば
)
に、
血
(
ち
)
を
塗
(
ぬ
)
らぬ
日
(
ひ
)
とてはなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
早
(
はや
)
く、この
十日
(
とをか
)
ごろにも、
連日
(
れんじつ
)
の
臆病
(
おくびやう
)
づかれで、
寢
(
ね
)
るともなしにころがつてゐると、「
鏡
(
きやう
)
さんはゐるかい。——
何
(
なに
)
は……ゐなさるかい。」と
取次
(
とりつ
)
ぎ……といふほどの
奧
(
おく
)
はない。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
の
地上
(
ちじょう
)
に
居
(
お
)
った
頃
(
ころ
)
は
朝廷
(
ちょうてい
)
が
南
(
みなみ
)
と
北
(
きた
)
との
二
(
ふた
)
つに
岐
(
わか
)
れ、一
方
(
ぽう
)
には
新田
(
にった
)
、
楠木
(
くすのき
)
などが
控
(
ひか
)
え、
他方
(
たほう
)
には
足利
(
あしかが
)
その
他
(
た
)
東国
(
とうごく
)
の
武士
(
ぶし
)
どもが
附
(
つ
)
き
随
(
したが
)
い、
殆
(
ほと
)
んど
連日
(
れんじつ
)
戦闘
(
たたかい
)
のない
日
(
ひ
)
とてもない
有様
(
ありさま
)
でした……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
連日
(
れんじつ
)
の雪や雨にさながら
沼
(
ぬま
)
になった悪路に
足駄
(
あしだ
)
を踏み込み/\、彼等夫妻は
鉛
(
なまり
)
の様に重い心で次郎さんの家に往った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
連日
(
れんじつ
)
の
晴天
(
せいてん
)
も一時に
変
(
へん
)
じて雪吹となるは雪中の常也。其
力
(
ちから
)
樹
(
き
)
を
抜
(
ぬき
)
屋
(
いへ
)
を
折
(
くじく
)
。人家これが
為
(
ため
)
に
苦
(
くるし
)
む事
枚挙
(
あげてかぞへ
)
がたし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「うん。わしは
連日
(
れんじつ
)
、脳細胞を使い過ぎるので、どうしてもこれをやらないと、早く
疲労
(
ひろう
)
がとれないのじゃ」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
連日
(
れんじつ
)
の
風雨
(
ふうう
)
でとまった東北線が開通したと聞いて、明治四十三年九月七日の朝、
上野
(
うえの
)
から海岸線の汽車に乗った。三時過ぎ
関本
(
せきもと
)
駅で下り、車で
平潟
(
ひらがた
)
へ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
我国の
雪意
(
ゆきもよひ
)
は
暖国
(
だんこく
)
に
均
(
ひと
)
しからず。およそ九月の
半
(
なかば
)
より霜を
置
(
おき
)
て寒気
次第
(
しだい
)
に
烈
(
はげし
)
く、九月の末に
至
(
いたれ
)
ば
殺風
(
さつふう
)
肌
(
はだへ
)
を
侵入
(
をかし
)
て
冬枯
(
ふゆがれ
)
の
諸木
(
しよぼく
)
葉
(
は
)
を
落
(
おと
)
し、
天色
(
てんしよく
)
霎
(
せふ/\
)
として日の
光
(
ひかり
)
を
看
(
み
)
ざる事
連日
(
れんじつ
)
是雪の
意
(
もよほし
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○さて
戯場
(
しばゐ
)
の
造作
(
ざうさく
)
成就
(
じやうじゆ
)
しても春の雪ふりつゞきて
連日
(
れんじつ
)
晴
(
はれ
)
を見ず、
興行
(
こうぎやう
)
の初日のびる時は役者になりたる家はさら也、此しばゐを見んとて諸方に
逗留
(
とうりう
)
の
客
(
きやく
)
多
(
おほ
)
く毎日
空
(
そら
)
をながめて
晴
(
はれ
)
を
待
(
まち
)
わび
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“連日”の意味
《名詞》
連日(れんじつ)
幾日間か途切れることなく続くこと。来る日も来る日も。
(出典:Wiktionary)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“連”で始まる語句
連
連中
連立
連合
連翹
連歌
連絡
連繋
連環
連累