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気候
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きこう
ふりがな文庫
“
気候
(
きこう
)” の例文
旧字:
氣候
おたがいに
達者
(
たっしゃ
)
で、
働
(
はたら
)
くことはできるし、それに
毎年
(
まいねん
)
気候
(
きこう
)
のぐあいもよくて、
圃
(
はたけ
)
のものもたくさん
穫
(
と
)
れて、こんな
幸福
(
こうふく
)
なことはない。
自分で困った百姓
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
空は青あおと晴れて——
気候
(
きこう
)
は
暖
(
あたた
)
かであった。気のどくなヴィタリス
老人
(
ろうじん
)
とわたしが、つかれきってこのさくのそばでたおれた、あの寒い
晩
(
ばん
)
とはたいへんなちがいであった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
しかれども天の
気候
(
きこう
)
不意
(
ふい
)
にして一
定
(
ぢやう
)
ならざれば、
雪頽
(
なだれ
)
の下に身を
粉
(
こ
)
に
砕
(
くだく
)
もあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
気候
(
きこう
)
さえあたり前だったら今年は僕はきっといままでの旱魃の
損害
(
そんがい
)
を
恢復
(
かいふく
)
してみせる。そして
来年
(
らいねん
)
からはもううちの
経済
(
けいざい
)
も楽にするし長根ぜんたいまできっと
生々
(
いきいき
)
した
愉快
(
ゆかい
)
なものにしてみせる。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
貴方
(
あなた
)
はそんな
哲学
(
てつがく
)
は、
暖
(
あたたか
)
な
杏
(
あんず
)
の
花
(
はな
)
の
香
(
におい
)
のする
希臘
(
ギリシヤ
)
に
行
(
い
)
ってお
伝
(
つた
)
えなさい、ここではそんな
哲学
(
てつがく
)
は
気候
(
きこう
)
に
合
(
あ
)
いません。いやそうと、
私
(
わたくし
)
は
誰
(
たれ
)
かとジオゲンの
話
(
はなし
)
をしましたっけ、
貴方
(
あなた
)
とでしたろうか?
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
しかし、いくら
気
(
き
)
をもんでも、その
気候
(
きこう
)
とならなければ、なかなか、
芽
(
め
)
を
出
(
だ
)
し、
咲
(
さ
)
くものでないことも、
知
(
し
)
っていました。だから
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
寒
(
さむ
)
い
雪
(
ゆき
)
の
降
(
ふ
)
る
国
(
くに
)
に
生
(
う
)
まれたものが、
暖
(
あたた
)
かな、いつも
春
(
はる
)
のような
気候
(
きこう
)
の
国
(
くに
)
に
生
(
う
)
まれなかったことを
悔
(
く
)
い、
貧乏
(
びんぼう
)
な
家
(
いえ
)
に
生
(
う
)
まれたものが
小さな赤い花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
町
(
まち
)
は
静
(
しず
)
かな、なんとなく、なつかしい
町
(
まち
)
でありました。
気候
(
きこう
)
もよく、
住
(
す
)
んでいる
人々
(
ひとびと
)
の
気持
(
きも
)
ちも
平和
(
へいわ
)
でいるように
見受
(
みう
)
けられました。
船でついた町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこは、ずっとある
島
(
しま
)
の
南
(
みなみ
)
の
端
(
はし
)
でありまして、
気候
(
きこう
)
は
暖
(
あたた
)
かでいろいろな
背
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い
植物
(
しょくぶつ
)
の
葉
(
は
)
が、
濃
(
こ
)
い
緑色
(
みどりいろ
)
に
茂
(
しげ
)
っていました。
お姫さまと乞食の女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もう、ころは
秋
(
あき
)
の
末
(
すえ
)
で、
日
(
ひ
)
にまし
気候
(
きこう
)
が
寒
(
さむ
)
くなって、
太陽
(
たいよう
)
は
南
(
みなみ
)
へと
遠
(
とお
)
ざかって、
照
(
て
)
らす
光
(
ひかり
)
が
弱
(
よわ
)
くなった
時分
(
じぶん
)
であります。
黒い旗物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あくる
日
(
ひ
)
の
町
(
まち
)
から
出
(
で
)
る
新聞
(
しんぶん
)
には、
運転手
(
うんてんしゅ
)
が、どうしてこのごろ、こうむだ
目
(
め
)
を
見
(
み
)
るのか?
気候
(
きこう
)
の
変化
(
へんか
)
で、もしくは
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もう、
気候
(
きこう
)
も
暖
(
あたた
)
かくなったのでこまどりは、
勇
(
いさ
)
んで、
夕暮
(
ゆうぐ
)
れ
方
(
がた
)
の
空
(
そら
)
を、
日
(
ひ
)
の
落
(
お
)
ちる
方
(
ほう
)
に
向
(
む
)
かって
飛
(
と
)
んでゆきました。
こまどりと酒
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「たいへん、あなたたちは、ゆったりとしていられますが、
気候
(
きこう
)
がいいからでしょうか。それとも
金
(
かね
)
があって、
豊
(
ゆた
)
かなためでしょうか?」と、
問
(
と
)
いました。
船でついた町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それには、たいへんいいところで、
気候
(
きこう
)
も
暖
(
あたた
)
かであれば、
町
(
まち
)
も
美
(
うつく
)
しく、にぎやかで、
自分
(
じぶん
)
は、しあわせに
暮
(
く
)
らしているから
安心
(
あんしん
)
してもらいたいと
書
(
か
)
いてありました。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
南
(
みなみ
)
の
島
(
しま
)
の
気候
(
きこう
)
は、
暖
(
あたた
)
かで
空
(
そら
)
はうっとりしていました。そして、みつばちは、
花
(
はな
)
に
集
(
あつ
)
まっていました。
島の暮れ方の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あちらの
島
(
しま
)
は、
気候
(
きこう
)
もよく、いつでも
美
(
うつく
)
しい、
薫
(
かお
)
りの
高
(
たか
)
い
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いているということであります。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それは、こっちがいいさ。
半日
(
はんにち
)
汽車
(
きしゃ
)
に
乗
(
の
)
れば、こうも
気候
(
きこう
)
が、ちがうものかとおどろくよ。」
かたい大きな手
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それで、その
庭園
(
ていえん
)
をふるさとときめて、
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しては、そこに
帰
(
かえ
)
るのです。それは、
気候
(
きこう
)
のいいところで、
果物
(
くだもの
)
もたくさんあれば、
山
(
やま
)
には、
温泉
(
おんせん
)
もわき
出
(
で
)
ています。まるで、この
世
(
よ
)
の
楽園
(
らくえん
)
です。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それを
見
(
み
)
る
人
(
ひと
)
は、
気候
(
きこう
)
の
関係
(
かんけい
)
で、また
神経衰弱
(
しんけいすいじゃく
)
にかかったからではなかろうかというような
解釈
(
かいしゃく
)
をした
人
(
ひと
)
がありましたが、
実際
(
じっさい
)
において、
気
(
き
)
づく
人
(
ひと
)
と
気
(
き
)
づかない
人
(
ひと
)
との
相違
(
そうい
)
があるということに
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
気候
(
きこう
)
はいいが、さびしいところですよ。」
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“気候”の解説
気候(きこう、en: climate)とは、その地域を特徴づける大気の状態(あるいは気象)のこと。具体的には天気・気温・降水量・風などの傾向を指す。本項では特記しない限り地球における気候について記述する。
(出典:Wikipedia)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
候
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“気候”で始まる語句
気候風