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因
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よつ
ふりがな文庫
“
因
(
よつ
)” の例文
と忽ち心一
決
(
けつ
)
爲し久左衞門は
軈
(
やが
)
て江戸へと久八を連て下り弟六右衞門に
逢
(
あひ
)
て事の仔細を
委敷
(
くはしく
)
話し頼み置つゝ歸りけり
因
(
よつ
)
て六右衞門
所々
(
しよ/\
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
因
(
よつ
)
て
齊
(
せい
)
に
家
(
いへ
)
せり。
世
(
よ
)
の・
老子
(
らうし
)
を
學
(
まな
)
ぶ
者
(
もの
)
は
則
(
すなは
)
ち
儒學
(
じゆがく
)
を
絀
(
しりぞ
)
け、
儒學
(
じゆがく
)
も
亦
(
また
)
老子
(
らうし
)
を
絀
(
しりぞ
)
く。『
道
(
みち
)
、
同
(
おな
)
じからざれば、
相
(
あひ
)
爲
(
た
)
めに
謀
(
はか
)
らず』とは、
豈
(
あに
)
是
(
これ
)
を
謂
(
い
)
ふ
邪
(
か
)
。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
因
(
よつ
)
て母と
倶
(
とも
)
に
遠江
(
とほたふみ
)
国井伊谷に至り、
舅
(
しうと
)
の菅沼治郎右衛門忠久の家に寓す。後徳川家康の今川義元の
許
(
もと
)
に在るや、其の側に侍す。
尋
(
つい
)
で義元の子氏真に仕ふ。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
即
(
すなはち
)
文化の一具を欠くものと
謂可
(
いふべ
)
し。(中略)余
茲
(
ここ
)
に感ずる所あり。
寸暇
(
すんか
)
を得るの際、米仏
等
(
とう
)
の書を
繙
(
ひもと
)
き、その要領を
纂訳
(
へんやく
)
したるもの、此
冊子
(
さつし
)
を成す。
因
(
よつ
)
て之を各国演劇史と
名
(
なづ
)
く
本の事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
吾人は世の詩人が
斯
(
かく
)
の如くなるを
尤
(
とが
)
むる者に非ず、然れども若し是を以て一種の哲学となし、
因
(
よつ
)
て以て人事を律せんとするに至つては即ち大声叱呼して其非を鳴さゞるを得ず
凡神的唯心的傾向に就て
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
▼ もっと見る
因
(
よつ
)
て
其駁雑
(
そのはくざつ
)
を
刪
(
けづ
)
り、
校訂
(
かうてい
)
清書
(
せいしよ
)
し、
図
(
づ
)
は
豚児
(
とんじ
)
京水に
画
(
ゑがゝ
)
しめしもの三巻、
書賈
(
しよか
)
の
請
(
こひ
)
に
応
(
おう
)
じ老人に
告
(
つげ
)
て
梓
(
し
)
を
許
(
ゆる
)
し
以
(
もつて
)
世
(
よ
)
に
布
(
しき
)
しに、
発販
(
はつはん
)
一挙
(
いつきよ
)
して七百
余部
(
よぶ
)
を
鬻
(
ひさげ
)
り。
是
(
これ
)
に
依
(
より
)
て
書肆
(
しよし
)
後編
(
こうへん
)
を
乞
(
こ
)
ふ。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
因
(
よつ
)
て
其駁雑
(
そのはくざつ
)
を
刪
(
けづ
)
り、
校訂
(
かうてい
)
清書
(
せいしよ
)
し、
図
(
づ
)
は
豚児
(
とんじ
)
京水に
画
(
ゑがゝ
)
しめしもの三巻、
書賈
(
しよか
)
の
請
(
こひ
)
に
応
(
おう
)
じ老人に
告
(
つげ
)
て
梓
(
し
)
を
許
(
ゆる
)
し
以
(
もつて
)
世
(
よ
)
に
布
(
しき
)
しに、
発販
(
はつはん
)
一挙
(
いつきよ
)
して七百
余部
(
よぶ
)
を
鬻
(
ひさげ
)
り。
是
(
これ
)
に
依
(
より
)
て
書肆
(
しよし
)
後編
(
こうへん
)
を
乞
(
こ
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
養生
(
やうじやう
)
を
榮燿
(
えいやう
)
の
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
ふは
世上
(
せじやう
)
一般
(
いつぱん
)
の
習慣
(
ならはし
)
なり。
今
(
いま
)
余
(
よ
)
が
言
(
い
)
へる
養生法
(
やうじやうはふ
)
は、いかなる
貧人
(
ひんじん
)
、いかなる
賤業
(
せんげふ
)
の
人
(
ひと
)
にても、
日夜
(
にちや
)
心
(
こゝろ
)
を
注
(
そゝ
)
げば
出來
(
でき
)
る
事
(
こと
)
なり。
因
(
よつ
)
て
其
(
その
)
大意
(
たいい
)
を
三首
(
さんしゆ
)
の
蜂腰
(
ほうえう
)
に
綴
(
つゞ
)
ること
爾
(
しか
)
り。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
而
(
しか
)
して
國沴
(
こくてん
)
、
一偈
(
いちげ
)
を
作
(
つく
)
り
汝
(
なんぢ
)
が
流水
(
りうすゐ
)
に
歸
(
かへ
)
るを
送
(
おく
)
るべしとて、
因
(
よつ
)
て
吟
(
ぎん
)
じて
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それに
因
(
よつ
)
て我等自身も構成されたる原理であれば
山羊の歌
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
其方儀嘉川家
嫡子
(
ちやくし
)
の身分を以て常々
不行跡
(
ふぎやうせき
)
の由沙汰有之の處
當時
(
たうじ
)
病氣
(
びやうき
)
にて存命も
量
(
はか
)
り難き由是に
因
(
よつ
)
て全快まで
親類
(
しんるゐ
)
へ御預仰付らる
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是
(
これ
)
に
因
(
よつ
)
て越前守と
任官
(
にんくわん
)
し大岡越前守
藤原忠相
(
ふぢはらのたゞすけ
)
と末代までも
名奉行
(
めいぶぎやう
)
の名を
轟
(
とゞろ
)
かしたるは此人の事なり將軍家には其後も越前は末代の名奉行なりと度々
上意
(
じやうい
)
ありしとかや
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
因
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
“因”を含む語句
因縁
原因
因果
因業爺
因業
起因
因由
因習
因数
所因
因幡
因循
因子
源因
基因
素因
因循姑息
業因
因陀羅
因果応報
...