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千年
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せんねん
五百年も
千年も
前の
歌の
方が、
自分たちのものより
遙かに
新しく、もつと/\
熱情が
籠つてゐるといふことに、
皆が
心づくようになりました。
斯うした
地主にばかり
出會して
居れば
文句は
無いなど
戯れつゝ、
其方を
發掘に
掛つたが、
此所は
未だ三
千年來手のつかぬ
處であつて、
貝層の
具合が
大變に
好い。
渝らぬ
契りの
誰れなれや
千年の
松風颯々として
血汐は
殘らぬ
草葉の
緑と
枯れわたる
霜の
色かなしく
照らし
出だす
月一片何の
恨みや
吊ふらん
此處鴛鴦の
塚の
上に。
この
墓は
形も
大きく
大さう
岩乘に
造られてありますから、
千年二千年後の
今日まで、
幸ひ
元のまゝで
遺つてゐるものがたくさんあり、
古く
日本人が
住んでゐたところは
その
頃の
私は
最う
大分幽界の
生活に
慣れて
来ていましたものの、
兎に
角自分より
千年あまりも
以前に
帰幽せられた、
史上に
名高い
御方と
斯うして
膝を
交えて
親しく
物語るのかと
思うと
ゆかしともおもひてみませ
千年の歴史しづまる京の秋ぞも十一月八日
中には
千年以上も
生きるものがあります。
鶴千年龜萬年人間常住いつも
月夜に
米の
飯ならんを
願ひ
假にも
無常を
觀ずるなかれとは
大福長者と
成るべき
人の
肝心肝要かなめ
石の
固く
執つて
動かぬ
所なりとか
今まで
申した
日本の
石器時代は、
幾年ほどつゞいたかといふことは、
確にはわかりませんが、けっして
二百年や
三百年の
短い
期間ではなくて、あるひは
千年にも
近い
長い
間のことゝ
思はれます。