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體力
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たいりよく
特に
青年輩身心發育の
時代にあるものには、
今より
此法を
實行して
體力を
培養し、
將來の
大成を
謀る
事、
實に
肝要ならずや。
他の
村落の
人々が
聞き
傳へて
田圃や
林を
越えて、
其の
間に
各自の
體力を
消耗しつゝ
驅けつけるまでには
大きな
棟は
熱火を四
方に
煽つて
落ちた。
そして、二三
日その
疲れの
拔け
切らないのに
今更自分の
愚さを
悔いたやうな
始末だつたが、
支那人が二
日も三
日も
戰ひつづけて
平氣だといふのは、
一つは
確に
體力のせゐに
違ひない。
如何なる
事業に
從ふとも、
體力此に
伴ふて
強健ならずば、
意の
如く
活動する
能はず、
又所期の十一だも
達する
能はざるは、
世上に
其例を
多く
見る
處なり。
稻草を
以て
田の
空地を
埋めることが一
日でも
速かなればそれだけ
餘計な
報酬を
晩秋の
收穫に
於て
與へるからと
教へて
自然は
百姓の
體力の
及ぶ
限り
活動せしめる。
故に
余は
此攝養法の
廣く
行はれ、
戰後てふ
大任を
負へる
我國民の
體力を
一層強固ならしめ、
各自の
職責を
遺憾なく
遂行せられんことを
深く
希望する
處なり。
煙草入は
虚空であつた。
彼は
自分の
體力が
滅切と
減て
仕事をするのに
手が
利かなくなつて、
小遣錢の
不足を
感じた
時、
自棄に
成つた
心から
斷然其噛む
程好な
煙草を
廢さうとした。