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たいりよく
そして、二三
日その
疲れの
拔け
切らないのに
今更自分の
愚さを
悔いたやうな
始末だつたが、
支那人が二
日も三
日も
戰ひつづけて
平氣だといふのは、
一つは
確に
體力のせゐに
違ひない。
如何なる
事業に
從ふとも、
體力此に
伴ふて
強健ならずば、
意の
如く
活動する
能はず、
又所期の十一だも
達する
能はざるは、
世上に
其例を
多く
見る
處なり。
され共東天
漸く白く夜光全く
去り、清冷の水は俗界の
塵を去り
黛緑の山は
笑を
含んて迎ふるを見れば、
勇気勃然為めに過去の
辛苦を一
掃せしむ。