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だいとくい
ふりがな文庫
“
大得意
(
だいとくい
)” の例文
大得意
(
だいとくい
)
の
船町倉次郎
(
ふなまちくらじらう
)
は、
更
(
さら
)
に
勇
(
いう
)
を
皷
(
こ
)
して
圓石
(
まるいし
)
を
取除
(
とりのぞ
)
くと、
最初
(
さいしよ
)
の
地面
(
ぢづら
)
より一
丈
(
ぢやう
)
三
尺餘
(
じやくよ
)
の
前面
(
ぜんめん
)
に
於
(
おい
)
て、ぽかりと
大穴
(
おほあな
)
へ
突拔
(
つきぬ
)
けた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
気が気でないので、一同があわてふためく中で、
医道
(
いどう
)
の用はこの時にありとばかり、長庵は
大得意
(
だいとくい
)
だ。意識不明の幸吉を
仰向
(
あおむ
)
けに寝かして
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
白い歯をむきだして、
虚空
(
こくう
)
に
凱歌
(
がいか
)
をあげた
蛾次郎
(
がじろう
)
は、口にくわえていた
細竹
(
ほそだけ
)
の
杖
(
つえ
)
を持ちなおし、ここ、竹童そッくりの
大得意
(
だいとくい
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
途中
(
とちう
)
、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
大得意
(
だいとくい
)
で、ヤンヤ/\の
喝釆
(
かつさい
)
の
眞中
(
まんなか
)
に
立
(
た
)
つて、
手
(
て
)
を
振
(
ふ
)
り
口沫
(
こうまつ
)
を
飛
(
とば
)
して、
今回
(
こんくわい
)
の
冐險譚
(
ぼうけんだん
)
をはじめた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
一番首
(
いちばんくび
)
一番乘
(
いちばんのり
)
、ソレ
大得意
(
だいとくい
)
の
時
(
とき
)
であるから
何
(
なん
)
となく
了簡
(
れうけん
)
も
柔
(
やはら
)
かに、
首筋
(
くびすぢ
)
もぐにや/\として
居
(
ゐ
)
る
折
(
をり
)
から、
自然
(
しぜん
)
雨
(
あめ
)
の
寂
(
さび
)
しく
降
(
ふ
)
る
夜
(
よ
)
などはお
念佛
(
ねんぶつ
)
の
一
(
ひと
)
つも
唱
(
とな
)
へる
處
(
ところ
)
。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
權勢家
(
けんせいか
)
某
(
なにがし
)
といふが居て
此
(
この
)
靈妙
(
れいめう
)
を
傳
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
き、一
見
(
けん
)
を
求
(
もとめ
)
に
來
(
き
)
た、
雲飛
(
うんぴ
)
は
大得意
(
だいとくい
)
でこれを
座
(
ざ
)
に
通
(
とほ
)
して石を見せると、
某
(
なにがし
)
も大に
感服
(
かんぷく
)
して
眺
(
ながめ
)
て居たが
急
(
きふ
)
に
僕
(
ぼく
)
に
命
(
めい
)
じて石を
擔
(
かつ
)
がせ
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
曾婆加里
(
そばかり
)
はこれでいよいよ思いがかなったと言って
大得意
(
だいとくい
)
になって喜びました。
水歯別王
(
みずはわけのみこ
)
は
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ガンのむれといっしょに
飛
(
と
)
んでいる大きなガチョウは、ガンの
仲間
(
なかま
)
にはいってスウェーデンの南の地方を飛びまわり、地上の
飼
(
か
)
い鳥たちとふざけられるので、
大得意
(
だいとくい
)
になっていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
然
(
さ
)
りとも
知
(
し
)
らぬミハイル、アウエリヤヌヰチは、
大得意
(
だいとくい
)
で、
佛蘭西
(
フランス
)
は
早晩
(
さうばん
)
獨逸
(
ドイツ
)
を
破
(
やぶ
)
つて
了
(
しま
)
ふだらうとか、モスクワには
攫客
(
すり
)
が
多
(
おほ
)
いとか、
馬
(
うま
)
は
見掛計
(
みかけばか
)
りでは、
其眞價
(
そのしんか
)
は
解
(
わか
)
らぬものであるとか。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
鸚鵡
(
あうむ
)
はこれで
大得意
(
だいとくい
)
鸚鵡:(フランス)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
地下坑道
(
ちかかうだう
)
から
進
(
すゝ
)
んで
敵砲臺
(
てきほうだい
)
を
陷落
(
かんらく
)
せしめた
勇士
(
いうし
)
も
斯
(
か
)
くやと、
我
(
われ
)
ながら
大得意
(
だいとくい
)
であつた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
勝
(
かち
)
に
乘
(
の
)
つたる
秀吉
(
ひでよし
)
が
一騎驅
(
いつきが
)
けに
馬
(
うま
)
を
寄
(
よ
)
せると、
腰
(
こし
)
より
采
(
さい
)
を
拔
(
ぬ
)
き
出
(
いだ
)
し、さらりと
振
(
ふ
)
つて、
此
(
こ
)
れは
筑前守
(
ちくぜんのかみ
)
ぞや、
又左
(
またざ
)
、
又左
(
またざ
)
、
鐵砲
(
てつぱう
)
打
(
う
)
つなと、
大手
(
おほて
)
の
城門
(
じやうもん
)
を
開
(
ひら
)
かせた、
大閤
(
たいかふ
)
大得意
(
だいとくい
)
の
場所
(
ばしよ
)
だが
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もののみごとに、ガンを助けてやることができたので、
大得意
(
だいとくい
)
だったのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
さりとも
知
(
し
)
らぬミハイル、アウエリヤヌイチは、
大得意
(
だいとくい
)
で、
仏蘭西
(
フランス
)
は
早晩
(
そうばん
)
独逸
(
ドイツ
)
を
破
(
やぶ
)
ってしまうだろうとか、モスクワには
攫客
(
すり
)
が
多
(
おお
)
いとか、
馬
(
うま
)
は
見掛
(
みかけ
)
ばかりでは、その
真価
(
しんか
)
は
解
(
わか
)
らぬものであるとか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
カラスたちはこれをなんどもなんどもくりかえしました。このダンスになれていないものには、すこし
変化
(
へんか
)
がなさすぎるように思われます。ところが、カラスはじぶんたちのダンスが
大得意
(
だいとくい
)
です。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫