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じやうりう
螢、
淺野川の
上流を、
小立野に
上る、
鶴間谷と
言ふ
所、
今は
知らず、
凄いほど
多く、
暗夜には
螢の
中に
人の
姿を
見るばかりなりき。
おつぎは二
町ばかり
上流の
板橋を
渡つて
行つて、
漸くのことで
枝を
曲げて
其針をとつた。さうして
又與吉の
棒へ
附けてやつた。
そして
先づ
自分の
思ひついた
畫題は
水車、この
水車は
其以前鉛筆で
書いたことがあるので、チヨークの
手始めに
今一
度これを
寫生してやらうと、
堤を
辿つて
上流の
方へと、
足を
向けた。
雨はしと/\と
降るのである。
上流の
雨は、うつくしき
雫を
描き、
下流は
繁吹に
成つて
散る。しと/\と
雨が
降つて
居る。
土手の
篠の
高さに
見える
蜀黍は
南風を
受けて、さし
扛げた
手の
如き
形をなしては
先から
先へと
動いて、
其の
手が
溯る
白帆を
靜かに
上流へ
押し
進めて
居る。
彼は
暫く
又凝然として
上流の
小船を
見て
居た。
彼は
氣がついた
時土手を一
散に
北へ
急いだ。
土手は
軈て
水田に
添うてうね/\と
遠く
走つて
居る。
土手の
道幅が
狹くなつた。
さま/″\の
女を
引込むのを
術としたが、
當春、
天氣麗かに、
桃の
花のとろりと
咲亂れた、
暖い
柳の
中を、
川上へ
細い
杖で
散策した
時、
上流の
方より
柳の
如く、
流に
靡いて
若葉の
陰を
岸づたひに、
上流の
一本橋の
方からすた/\と
跣足で
來た。
川上も
下流も
見えぬが、
向ふの
彼の
岩山、
九十九折のやうな
形、
流は五
尺、三
尺、一
間ばかりづゝ
上流の
方が
段々遠く、
飛々に
岩をかゞつたやうに
隠見して、いづれも
月光を
浴びた、
銀の
鎧の
姿
“上流”の意味
《名詞》
(じょうりゅう)川の流れの水源に近い部分。
(じょうりゅう)社会的地位や生活水準が高い階層の人々。
(じょうりゅう)(情報技術)開発プロセスにおける前半の工程を指す。一般に、分析、要件定義、外部設計を含む。
(じょうりゅう)(資源開発)石油や天然ガスなどの開発・生産事業を指す。
(かみりゅう)茶道の流派のひとつ。千家流のこと。
(出典:Wiktionary)