-
トップ
>
-
訪問
>
-
はうもん
宗助にも
御米にも
思ひ
掛けない
程稀な
客なので、
二人とも
何か
用があつての
訪問だらうと
推したが、
果して
小六に
關する
件であつた。
ハヾトフは
折々病氣の
同僚を
訪問するのは、
自分の
義務で
有るかのやうに、
彼の
所に
蒼蠅く
來る。
彼はハヾトフが
嫌でならぬ。
彼はその
姉の
訪問によつて、その
身柄や
教養の
程度を、ほゞ
推察することが
出来た。
口惜しげに
相手を
睨みしこともありしがそれは
無心の
昔なり
我れ
性來の
虚弱とて
假初の
風邪にも
十日廿日新田の
訪問懈れば
彼處にも
亦一人の
病人心配に
食事も
進まず
稽古ごとに
行きもせぬとか
或日郵便局長ミハイル、アウエリヤヌヰチは、
中食後にアンドレイ、エヒミチの
所を
訪問した。アンドレイ、エヒミチは
猶且例の
長椅子の
上。
彼は
直接父の
紹介を
得た。
父を
通して
間接に
其知人の
紹介を
得た。さうして
自分の
將來を
影響し
得る
樣な
人を
物色して、二三の
訪問を
試みた。
今日のやうな
天候は、
別しても
頭に
差響く。
私は
画を
描くのも
可厭、
人に
来られるのも、
人を
訪問するのも
臆劫と
云つた
形で——
其なら
寝てゞもゐるかと
思ふと、
矢張起きて、
机に
坐つてゐる。
其日曜に
彼は
又安井を
訪ふた。それは
二人の
關係してゐる
或會に
就て
用事が
起つたためで、
女とは
全く
縁故のない
動機から
出た
淡泊な
訪問であつた。
で、ハヾトフは
訪問をする
度に、
屹度ブローミウム
加里の
入つた
壜と、
大黄の
丸藥とを
持つて
來る。