小桜姫物語:03 小桜姫物語 (新字新仮名) / 浅野和三郎(著)
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
右の如くにして、伊東甲子太郎がせっかくの得意、これからという時、この途中にして殪れてしまいました。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
何が私をこうさせたか:――獄中手記―― (新字新仮名) / 金子ふみ子(著)
今でも部落の人々は、不衛生的な生活をなしているにかかわらず、伝染病に殪れるものが比較的少いそうである。またその生産率に於いても、彼らは普通民より多かったに相違ない。
ファウスト (新字新仮名) / ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著)
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十二支考:08 鶏に関する伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
近藤一派の手に殪されたのも、暴が正を制したとは言いきれない、近藤のために死ぬものと、伊東のために死ぬものとの、意気と意気との勝敗なのだ、意気と意気との戦いなのだ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
古英国メルリン物語に地下の赤竜白竜相闘って城を崩し、ガイ・オヴ・ワーウィック譚にガイ竜獅と戦うを見、獅に加勢し竜を殪し獅感じてガイに随うこと忠犬のごとしとある。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
敵に対する怨みも憤りも、旅路の艱難に消磨せんとすることたびたびであった。が、非業に殪れた父の無念を思い、中川家再興の重任を考えると、奮然と志を奮い起すのであった。
夫人が、それから受けた激動のために発熱し、その発熱のために衰弱して、ついにはそのために殪れるようなことがあれば、かの盗賊は形式はともかく、明らかに夫人を殺したのです。
ある都に到ると大悪象が日々一人ずつ食う、勇士出征するも皆生き還るを得ぬ、ファッツ聴きて我一たび杼を投げて七つの蚊を平らげた腕前で、この象一疋殪すは児戯に等しと合点し
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
うしろから脇腹を目がけて突っこんだ槍をその死力に握られたので、桜井佐吉は、槍の柄を離して、太刀をひき抜き、一打、二打、三打——相手が殪れるやいな跳びついて首を掻いた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)