“蹴脱”の読み方と例文
読み方割合
けはず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このようなときには、梶に突き刺さって来た敵のやりさきも、蹴脱けはずす前に先ず槍を握って相手の顔を見たくなった。
厨房日記 (新字新仮名) / 横光利一(著)
引廻の男はいて入った。準平は奥の廊下から、雨戸を蹴脱けはずして庭に出た。引廻の男はまた尾いて出た。準平は身に十四カ所のきずを負って、庭のひのきの下にたおれた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)