“気息奄々”の読み方と例文
読み方割合
きそくえんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たしか左の部屋だったと、無造作にあけようとした瞬間、その部屋のなかから、気息奄々きそくえんえんたる女のうめきがきこえてきたから、たまげた。
放浪作家の冒険 (新字新仮名) / 西尾正(著)
こんな女がどうしてここにいたのか、その子細をたずねようとしても、彼女は気息奄々きそくえんえんとしてあたかも昏睡せる人の如くである。
それが先年の震災で大破損を受け、応急手当によって今日まで余命をつなぎましたが、もう気息奄々きそくえんえん、いつたおれるかも知れません
母校復興 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)