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所爲
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しよゐ
ふりがな文庫
“
所爲
(
しよゐ
)” の例文
新字:
所為
其代
(
そのかは
)
り二十八
日
(
にち
)
には
大失敗
(
だいしつぱい
)
をして、
坑
(
あな
)
に
入
(
い
)
ると
忽
(
たちま
)
ち
異臭
(
ゐしう
)
紛々
(
ふん/\
)
たる
物
(
もの
)
を
踏付
(
ふみつ
)
けた。これは
乞食
(
こじき
)
の
所爲
(
しよゐ
)
だと
思
(
おも
)
ふ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
奪
(
うば
)
ひ取れし趣き尤も盜賊の
所爲
(
しよゐ
)
ならば老人の事故金子を奪ひ取とも
殺害
(
せつがい
)
迄には及ぶまじ
何
(
いづ
)
れ平兵衞に
面體
(
めんてい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
其
(
そ
)
の
度
(
たび
)
に
心
(
こゝろ
)
が
苛立
(
いらだ
)
つたけれど、
霧
(
きり
)
でも
捉
(
つか
)
む
樣
(
やう
)
な、
誰
(
たれ
)
の
所爲
(
しよゐ
)
とも
判明
(
はんめい
)
しない
惡戯
(
いたづら
)
をどうすることも
出來
(
でき
)
なかつた。
然
(
しか
)
し
表面
(
へうめん
)
に
現
(
あらは
)
れた
影響
(
えいきやう
)
の
無
(
な
)
い
惡戯
(
いたづら
)
は
永
(
なが
)
く
持續
(
ぢぞく
)
しなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
櫻町
(
さくらまち
)
が
殿
(
との
)
の
面影
(
おもかげ
)
も
今
(
いま
)
は
飽
(
あ
)
くまで
胸
(
むね
)
に
浮
(
うか
)
べん、
我
(
わ
)
が
良人
(
をつと
)
が
所爲
(
しよゐ
)
のをさなきも
強
(
しひ
)
て
隱
(
かく
)
さじ、
百八
(
ひやくはち
)
煩惱
(
ぼんなう
)
自
(
おのづ
)
から
消
(
き
)
えばこそ、
殊更
(
ことさら
)
に
何
(
なに
)
かは
消
(
け
)
さん、
血
(
ち
)
も
沸
(
わ
)
かば
沸
(
わ
)
け
炎
(
ほのほ
)
も
燃
(
も
)
えばもえよとて
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
既に述べしが如く、
石器製造
(
せききせいざう
)
の順序は未開人民實際の
所爲
(
しよゐ
)
と、遺跡に
存
(
ぞん
)
する原料、破片、作り掛け、作り損じ、
製造用具
(
せいざうようぐ
)
と思はる物品等の比較研究とに
由
(
よ
)
つて窺ひ知るを得るなり
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
大人が書かせたのではあるまいかと云ふ念が、ふと萌した。續いて、上を僞る
横着物
(
わうちやくもの
)
の
所爲
(
しよゐ
)
ではないかと思議した。それから一應の處置を考へた。太郎兵衞は明日の夕方迄曝すことになつてゐる。
最後の一句
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
是等石器の製法用法は
現存
(
げんぞん
)
未開人民
(
みかいじんみん
)
の
所爲
(
しよゐ
)
に由つても充分に
推考
(
すゐこう
)
するを得るなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
見返れば
笹簑
(
さゝみの
)
着
(
き
)
たる者の居るにぞ是はと
吃驚
(
びつくり
)
し然るにても斯る山中に人の居るこそ
訝
(
いぶか
)
しけれ但し
妖怪
(
えうくわい
)
の
所爲
(
しよゐ
)
なるかと
疑
(
うたが
)
ひつゝ聲を掛け夫なる者は何者ぞ
旅人
(
りよじん
)
か又は
山賊
(
さんぞく
)
の
類
(
たぐゐ
)
なるか
狐狸
(
こり
)
なるか
應
(
こた
)
へを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さりとては
是
(
こ
)
れ
程
(
ほど
)
の
人品
(
じんぴん
)
備
(
そな
)
へながら
身
(
み
)
に
覺
(
おぼ
)
えた
藝
(
げい
)
は
無
(
な
)
きか
取上
(
とりあ
)
げて
用
(
もち
)
ひる
人
(
ひと
)
は
無
(
な
)
きか
憐
(
あは
)
れのことやとは
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
の
感
(
かん
)
じなり
心情
(
しんじやう
)
さら/\
知
(
し
)
れたものならず
美
(
うつ
)
くしき
花
(
はな
)
に
刺
(
とげ
)
もあり
柔和
(
にゆうわ
)
の
面
(
おもて
)
に
案外
(
あんぐわい
)
の
所爲
(
しよゐ
)
なきにもあらじ
恐
(
おそ
)
ろしと
思
(
おも
)
へばそんなもの
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
聞
(
きゝ
)
如何樣
盜賊
(
たうぞく
)
の
所爲
(
しよゐ
)
なるべし此品々は其方共へ
戻
(
もど
)
す
譯
(
わけ
)
には參らず
欠所藏
(
けつしよぐら
)
へ入置るゝなり何分にも
不便
(
ふびん
)
の至りなりとて其場は
相濟
(
あひすみ
)
たり
偖
(
さて
)
も寶澤は加田浦にて
盜賊
(
たうぞく
)
に殺され不便の者なりとて
師匠
(
ししやう
)
感應院の
石塔
(
せきたふ
)
の
側
(
そば
)
に
形
(
かた
)
ばかりの
墓
(
はか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
爲
部首:⽖
12画
“所”で始まる語句
所謂
所以
所
所詮
所為
所作
所業
所在
所々
所有