“櫻町”の読み方と例文
新字:桜町
読み方割合
さくらまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
櫻町(さくらまち)が殿(との)の面影(おもかげ)も今(いま)は飽(あ)くまで胸(むね)に浮(うか)べん、我(わ)が良人(をつと)が所爲(しよゐ)のをさなきも強(しひ)て隱(かく)さじ、百八(ひやくはち)煩惱(ぼんなう)自(おのづ)から消(き)えばこそ、殊更(ことさら)に何(なに)かは消(け)さん、血(ち)も沸(わ)かば沸(わ)け炎(ほのほ)も燃(も)えばもえよとて
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何(なに)せよ彼(か)せよの言附(いひつけ)に消(け)されて、思(おも)ひこゝに絶(た)ゆれば恨(うらみ)をあたりに寄(よ)せもやしたる、勿躰(もつたい)なき罪(つみ)は我(わ)が心(こゝろ)よりなれど櫻町(さくらまち)の殿(との)といふ面(おも)かげなくば胸(むね)の鏡(かゞみ)に映(うつ)るものもあらじ、罪(つみ)は我身(わがみ)か、殿(との)か
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
櫻町(さくらまち)の名(な)を忘(わす)れぬ限(かぎ)り我(わ)れは二心(ふたごゝろ)の不貞(ふてい)の女子(をなご)なり。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)