“二心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたごころ85.7%
ふたごゝろ7.1%
にしん7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正体が知れてからも、出遊の地に二心ふたごころを持って、山霊をないがしろにした罪を、慇懃いんぎんにこの神聖なる古戦場にむかって、人知れず慚謝ざんしゃしたのであるる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
えたるあご二重ふたへなるなど、かゝひとさへあるにてれは二心ふたごゝろちてむべきや、ゆめさら二心ふたごゝろたぬまでも良人をつと不足ふそくおもひてむべきや、はかなし、はかなし
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
君に似しさなりかしこき二心にしんこそ月を生みけめ日をつくりけめ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)