“さくらまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
櫻町50.0%
桜町50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
櫻町さくらまち殿との面影おもかげいまくまでむねうかべん、良人をつと所爲しよゐのをさなきもしひかくさじ、百八ひやくはち煩惱ぼんなうおのづからえばこそ、殊更ことさらなにかはさん、かばほのほえばもえよとて
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにせよせよの言附いひつけされて、おもひこゝにゆればうらみをあたりにせもやしたる、勿躰もつたいなきつみこゝろよりなれど櫻町さくらまち殿とのといふおもかげなくばむねかゞみうつるものもあらじ、つみ我身わがみか、殿との
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
櫻町さくらまちわすれぬかぎれは二心ふたごゝろ不貞ふてい女子をなごなり。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
桜町さくらまち殿との最早もはや寝処しんじより給ひしころか。さらずは燈火ともしびのもとに書物をやひらき給ふ。らずは机の上に紙をべて、静かに筆をや動かし給ふ。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)