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しんこう
ふりがな文庫
“
信仰
(
しんこう
)” の例文
そんな
信仰
(
しんこう
)
のないものは、あの
世
(
よ
)
へゆくことはできない。おまえは、ちょうになって、もう一
度
(
ど
)
下界
(
げかい
)
へ
帰
(
かえ
)
って、よく
考
(
かんが
)
えてくるがいい。
ちょうと三つの石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
私
(
わたくし
)
は
何
(
なに
)
も
貴方
(
あなた
)
を
自分
(
じぶん
)
の
信仰
(
しんこう
)
に
向
(
むか
)
わせようと
云
(
い
)
う
権利
(
けんり
)
を
主張
(
しゅちょう
)
はせんのです。』
院長
(
いんちょう
)
は
自分
(
じぶん
)
を
解
(
わか
)
ってくれ
人
(
て
)
の
無
(
な
)
いので、さも
残念
(
ざんねん
)
と
云
(
い
)
うように。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
どうかして
宗教
(
しゅうきょう
)
にはいらしめようとこころみたが、
多少
(
たしょう
)
理屈
(
りくつ
)
の頭があったから、どうしても
信仰
(
しんこう
)
にはいることができない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
たとえば
療法
(
りょうほう
)
にも
信仰
(
しんこう
)
だの
加持祈祷
(
かじきとう
)
だのを混合する。もちろん病気によってはいわゆる
気
(
き
)
の
病
(
やま
)
いもあるから、心の持ちようで
癒
(
なお
)
る病気もあろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ふかいご
信仰
(
しんこう
)
でいらっしゃいます。ついては、なにかお祈祷のお願いがあるとのこと、ごめいわくでも城内までお越しあそばしてくださいませぬか
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ここに
掲
(
かか
)
げたのはその
中
(
うち
)
の一
節
(
せつ
)
です。
第
(
だい
)
二に、十あまりの
戯曲
(
ぎきょく
)
があり、そのなかで、フランス
革命
(
かくめい
)
についてのものと
信仰
(
しんこう
)
についてのものとが、
重
(
おも
)
なものです。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
私
(
わたくし
)
はうれしくもあれば、また
意外
(
いがい
)
でもあり、
言
(
い
)
わるるままに
急
(
いそ
)
いで
建物
(
たてもの
)
の
内部
(
なか
)
へ
入
(
はい
)
って
見
(
み
)
ますと、
中央
(
ちゅうおう
)
正面
(
しょうめん
)
の
白木
(
しらき
)
の
机
(
つくえ
)
の
上
(
うえ
)
には
果
(
はた
)
して
日頃
(
ひごろ
)
信仰
(
しんこう
)
の
目標
(
まと
)
である
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
運命
(
うんめい
)
人間
(
にんげん
)
の
形
(
かたち
)
を
刻
(
きざ
)
めり、
境遇
(
けふぐう
)
人間
(
にんげん
)
の
姿
(
すがた
)
を
作
(
つく
)
れり、不可見の苦繩人間の手足を縛せり、不可聞の魔語人間の耳朶を穿てり、
信仰
(
しんこう
)
なきの
人
(
ひと
)
、
自立
(
じりつ
)
なきの
人
(
ひと
)
、
寛裕
(
かんゆう
)
なきの
人
(
ひと
)
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
アイヌの
信仰
(
しんこう
)
、
葬式
(
そうしき
)
の事、二三
風習
(
ふうしゅう
)
の質問などして、最後に、
日本人
(
シャモ
)
に不満な点はと問うたら、ヤイコクは重い口から「
日本人
(
シャモ
)
のゴロツクがイヤだ」と
吐
(
は
)
き出す様に云った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
けれども、もしおまえがほんとうに
勉強
(
べんきょう
)
して
実験
(
じっけん
)
でちゃんとほんとうの考えと、うその考えとを分けてしまえば、その
実験
(
じっけん
)
の
方法
(
ほうほう
)
さえきまれば、もう
信仰
(
しんこう
)
も
化学
(
かがく
)
と同じようになる。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ん、はじめのうちは、
村
(
むら
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
たちの
信仰
(
しんこう
)
のこもったものだからとか、ご
本山
(
ほんざん
)
のお
許
(
ゆる
)
しがなければとかいって、ぐずついていたけれど、けっきょく
気
(
き
)
まえよく
献納
(
けんのう
)
することになったよ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
この人たちは、『死人の
魂
(
たましい
)
は、
海象
(
せいうち
)
の頭といっしょに踊らせておけばいい』という、この人たちなりの
信仰
(
しんこう
)
に従って考えていたのです。心も、
眼
(
め
)
も、歌と踊りにばかり向けられていました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そのくせ、隆吉に対する二人の愛情は
信仰
(
しんこう
)
に近いほど清らかなものであった。
河沙魚
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
そうした彼は、事実上において熱心な仏教信者でもあった。彼の
信仰
(
しんこう
)
の中には、仏教的な
輪廻
(
りんね
)
永生思想があり、それがヘルンらしい純情の詩人的想像によって、一種独特の人生観にまで展開していた。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
青年
(
せいねん
)
は、だれか
知
(
し
)
らぬが、
海
(
うみ
)
のかなたから
自分
(
じぶん
)
を
迎
(
むか
)
えにくるものがあるような
気
(
き
)
がしました。そして、それが、もう
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
の
信仰
(
しんこう
)
でありました。
希望
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いかに、とるに
足
(
た
)
らないあぶれ者とはいえ、一
念
(
ねん
)
に自分の
信仰
(
しんこう
)
する
地蔵菩薩
(
じぞうぼさつ
)
のお
像
(
すがた
)
を、
馬糞
(
まぐそ
)
だらけな土足にかけられては、もうかんべんすることができない!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
我々
(
われわれ
)
は
到底
(
とうてい
)
合奏
(
がっそう
)
は
出来
(
でき
)
ません、
私
(
わたくし
)
を
貴方
(
あなた
)
の
信仰
(
しんこう
)
に
帰
(
き
)
せしむる
訳
(
わけ
)
には
行
(
ゆ
)
きませんから。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
生
(
う
)
まれ
変
(
か
)
わるという
信仰
(
しんこう
)
が、どれほど
味気
(
あじけ
)
ない
生活
(
せいかつ
)
に
活気
(
かっき
)
をつけたかしれません。「
死
(
し
)
」ということがこんなに、このときほど
意義
(
いぎ
)
のあることに
思
(
おも
)
われたかわかりません。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
信仰
(
しんこう
)
に
熱
(
ねっ
)
してくると、おのずから手がふるえ、声もわれ知らず高くなって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貴方
(
あなた
)
はそう
信
(
しん
)
じていなさるから
結構
(
けっこう
)
だ。そう
云
(
い
)
う
信仰
(
しんこう
)
がありさえすれば、たとい
壁
(
かべ
)
の
中
(
なか
)
に
塗込
(
ぬりこ
)
まれたって、
歌
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
いながら
生活
(
せいかつ
)
して
行
(
ゆ
)
かれます。
貴方
(
あなた
)
は
失礼
(
しつれい
)
ながらどこで
教育
(
きょういく
)
をお
受
(
う
)
けになったか?
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そして、こうなったのは、まだ
信仰
(
しんこう
)
が
足
(
た
)
りないからでしょうと、
答
(
こた
)
えました。
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“信仰”の解説
信仰(しんこう、en: faith)とは、
キリスト教神学的には、神の存在と啓示を真実として信じる事。
神や仏などを信じること。また、ある宗教を信じて、その教えをよりどころとすること。
人やものごとを信用・信頼すること。
証拠抜きで確信を持つこと。またそれらを信じることを正当化する要因。
信仰のことを仏教においては「信心(しんじん)」と呼ぶことが一般的である。「信仰」と書いて古くは「しんごう」と読んでいたこともある。
(出典:Wikipedia)
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“信仰”で始まる語句
信仰心
信仰上
信仰者
信仰深
信仰個條
信仰療法