トップ
>
仕組
>
しく
ふりがな文庫
“
仕組
(
しく
)” の例文
さて、
話
(
はなし
)
の
中
(
なか
)
の
物語
(
ものがた
)
り、
煩
(
わづら
)
はしいから
略
(
はぶ
)
く、……
祝
(
いはひ
)
の
夜
(
よ
)
、
仲間
(
ちうげん
)
ども
一座
(
いちざ
)
の
酒宴
(
しゆえん
)
、
成程
(
なるほど
)
元二
(
げんじ
)
の
仕組
(
しく
)
んだ
通
(
とほ
)
り、いづれも
持寄
(
もちよ
)
りで、
國々
(
くに/″\
)
の
話
(
はなし
)
をはじめた。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
今
(
いま
)
から
數時間
(
すうじかん
)
の
後
(
のち
)
又
(
また
)
年中
(
ねんぢゆう
)
行事
(
ぎやうじ
)
のうちで、
尤
(
もつと
)
も
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
を
新
(
あらた
)
にすべく
仕組
(
しく
)
まれた
景物
(
けいぶつ
)
に
出逢
(
であ
)
はなければならなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
どういう
筋
(
すじ
)
に
仕組
(
しく
)
むのか、そいつは
作者
(
さくしゃ
)
の
重助
(
じゅうすけ
)
さんに
謀
(
はか
)
ってからの
寸法
(
すんぽう
)
だから、まだはっきりとはいえないとのことだった、
松江
(
しょうこう
)
が
写
(
うつ
)
したお
前
(
まえ
)
の
姿
(
すがた
)
を、
舞台
(
ぶたい
)
で
見
(
み
)
られるとなりゃ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
先方
(
さき
)
は
公立
(
こうりつ
)
なりとて
同
(
おな
)
じ
唱歌
(
しようか
)
も
本家
(
ほんけ
)
のやうな
顏
(
とほ
)
をしおる、
去年
(
こぞ
)
も
一昨年
(
おととし
)
も
先方
(
さき
)
には
大人
(
おとな
)
の
末社
(
まつしや
)
がつきて、まつりの
趣向
(
しゆこう
)
も
我
(
わ
)
れよりは
花
(
はな
)
を
咲
(
さ
)
かせ、
喧嘩
(
けんくわ
)
に
手出
(
てだし
)
しのなりがたき
仕組
(
しく
)
みも
有
(
あ
)
りき
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一方松田君に遇つて
姑
(
しばら
)
く足を遠のかせた。上海の消印のある手紙を請取つてお糸さんは女に見せた。手紙の表書はお糸さんにあてたので、お糸さんから女へ届くやうに
仕組
(
しく
)
んであつたのである。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
▼ もっと見る
あくまで排斥しようとした源三郎に、
断
(
た
)
つに
断
(
た
)
てない愛を感じたのですもの。みずから
仕組
(
しく
)
んだ
陰謀
(
いんぼう
)
と、この、おのが恋心とのあいだにはさまれた彼女の胸は、どんなに苦しかったかしれない。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
是非
(
ぜひ
)
一読
(
いちどく
)
して
批評
(
ひゝやう
)
をしてくれと言つて百五六中
枚
(
まい
)
も有る
一冊
(
いつさつ
)
の
草稿
(
そうかう
)
を
私
(
わたし
)
に見せたのでありました、
其
(
そ
)
の小説はアルフレツド
大王
(
だいわう
)
の
事蹟
(
じせき
)
を
仕組
(
しく
)
んだもので
文章
(
ぶんしやう
)
は
馬琴
(
ばきん
)
を
学
(
まな
)
んで、実に
好
(
よ
)
く出来て
居
(
ゐ
)
て
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さて
祝
(
いはひ
)
の
夜
(
よ
)
、
中間
(
ちうげん
)
ども
一座
(
いちざ
)
の
酒宴
(
しゆえん
)
。
成程
(
なるほど
)
千助
(
せんすけ
)
の
仕組
(
しく
)
んだ
通
(
とほ
)
り、いづれも
持寄
(
もちよ
)
りで、
國々
(
くに/″\
)
の
話
(
はなし
)
をはじめた。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
近頃
(
ちかごろ
)
春信
(
はるのぶ
)
の
画
(
え
)
で一
層
(
そう
)
の
評判
(
ひょうばん
)
を
取
(
と
)
った
笠森
(
かさもり
)
おせんを
仕組
(
しく
)
んで、一
番
(
ばん
)
当
(
あ
)
てさせようと、
松江
(
しょうこう
)
が
春信
(
はるのぶ
)
と
懇意
(
こんい
)
なのを
幸
(
さいわ
)
い、
善
(
ぜん
)
は
急
(
いそ
)
げと、
早速
(
さっそく
)
きのうここへ
訪
(
たず
)
ねさせての、きょうであった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
是非
(
ぜひ
)
とも
笠森
(
かさもり
)
おせんちゃんを、
芝居
(
しばい
)
に
仕組
(
しく
)
んで
出
(
だ
)
したいとの、たっての
望
(
のぞ
)
みさ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
一ツは
好事家
(
かうずか
)
の
随筆
(
ずゐひつ
)
に、
物凄
(
ものすご
)
くも
又
(
また
)
恐
(
おそ
)
ろしく
記
(
しる
)
される。
浅
(
あさ
)
く
案
(
あん
)
ずるに、
此
(
こ
)
の
随筆
(
ずゐひつ
)
から
取
(
と
)
つて
講釈
(
かうしやく
)
に
仕組
(
しく
)
んで
演
(
えん
)
ずるのであらうと
思
(
おも
)
ふが、
書
(
か
)
いた
方
(
はう
)
を
読
(
よ
)
むと、
嘘
(
うそ
)
らしいが
魅
(
み
)
せられて
事実
(
じゞつ
)
に
聞
(
き
)
こえる。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“仕”で始まる語句
仕
仕業
仕事
仕舞
仕度
仕方
仕合
仕出来
仕掛
仕様