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じんち
ふりがな文庫
“
人智
(
じんち
)” の例文
人智
(
じんち
)
なるものが、
動物
(
どうぶつ
)
と、
人間
(
にんげん
)
との
間
(
あひだ
)
に、
大
(
おほい
)
なる
限界
(
さかひ
)
をなして
居
(
を
)
つて、
人間
(
にんげん
)
の
靈性
(
れいせい
)
を
示
(
しめ
)
し、
或
(
あ
)
る
程度
(
ていど
)
まで、
實際
(
じつさい
)
に
無
(
な
)
い
所
(
ところ
)
の
不死
(
ふし
)
の
換
(
かは
)
りを
爲
(
な
)
してゐるのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
建築
(
けんちく
)
に
耐震的考慮
(
たいしんてきかうりよ
)
を
加
(
くは
)
ふるとは、
地震
(
ぢしん
)
の
現象
(
げんしやう
)
を
考究
(
かうきう
)
して、
材料
(
ざいれう
)
構造
(
こうざう
)
に
特殊
(
とくしゆ
)
の
改善
(
かいぜん
)
を
加
(
くは
)
ふることで、これは
餘程
(
よほど
)
人智
(
じんち
)
が
發達
(
はつたつ
)
し、
社會
(
しやくわい
)
が
進歩
(
しんぽ
)
してからのことである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
なほ
人智
(
じんち
)
がいよ/\
發達
(
はつたつ
)
し
人口
(
じんこう
)
がどん/\
増
(
ま
)
すにつれて、
最後
(
さいご
)
には
奧山
(
おくやま
)
の
木
(
き
)
までも
伐
(
き
)
つて
家屋
(
かおく
)
、
橋梁
(
きようりよう
)
、
器具
(
きぐ
)
、
機械
(
きかい
)
、
汽車
(
きしや
)
、
電車
(
でんしや
)
、
鐵道
(
てつどう
)
の
枕木
(
まくらぎ
)
、
電信
(
でんしん
)
、
電話
(
でんわ
)
の
柱
(
はしら
)
といふように
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
そこにおいて、われわれは
人智
(
じんち
)
の想像を絶する新世界を身近に発見して、一大驚異にぶつかることになるのであるが、そのことは、いずれ後で、くわしく述べるときが来る。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは大抵の物理的性質は、三桁位の精度で分れば、それで充分であるということと、
人智
(
じんち
)
の極致をつくした精密な測定が、殆んど例外なく六桁で止っているということである。
地球の円い話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
▼ もっと見る
人智
(
じんち
)
を
尽
(
つく
)
してのちはからざる
大難
(
だいなん
)
にあふは
因果
(
いんぐわ
)
のしからしむる処ならんか。人にははかりしりがたし。人家の
雪頽
(
なだれ
)
にも家を
潰
(
つぶ
)
せし事人の死たるなどあまた
見聞
(
みきゝ
)
したれども、さのみはとてしるさず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
誠に感ずべきは
人智
(
じんち
)
又恐る
可
(
べき
)
も人智なり
正雪
(
しやうせつ
)
は
治
(
をさま
)
りし天下を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人智
(
じんち
)
なるものが、
動物
(
どうぶつ
)
と、
人間
(
にんげん
)
との
間
(
あいだ
)
に、
大
(
おおい
)
なる
限界
(
さかい
)
をなしておって、
人間
(
にんげん
)
の
霊性
(
れいせい
)
を
示
(
しめ
)
し、
或
(
あ
)
る
程度
(
ていど
)
まで、
実際
(
じっさい
)
に
無
(
な
)
い
所
(
ところ
)
の
不死
(
ふし
)
の
換
(
かわ
)
りを
為
(
な
)
しているのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そればかりか
人智
(
じんち
)
のレベルは、さっぱり向上しなかった。なぜ昔の人間は、そこに気がつかなかったんだろう。
人為
(
じんい
)
的に人体改造進化を行う事によって病気と
絶縁
(
ぜつえん
)
する。それから人智を高度にあげる。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
是
(
これ
)
に
由
(
よ
)
つて
人智
(
じんち
)
は、
人間
(
にんげん
)
の
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
快樂
(
くわいらく
)
の
泉
(
いづみ
)
となつてゐる。
然
(
しか
)
るに
我々
(
われ/\
)
は
自分
(
じぶん
)
の
周圍
(
まはり
)
に、
些
(
いさゝか
)
も
知識
(
ちしき
)
を
見
(
み
)
ず、
聞
(
き
)
かずで、
我々
(
われ/\
)
は
全然
(
まるで
)
快樂
(
くわいらく
)
を
奪
(
うば
)
はれてゐるやうなものです。
勿論
(
もちろん
)
我々
(
われ/\
)
には
書物
(
しよもつ
)
が
有
(
あ
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
此
(
こ
)
の
書物
(
しよもつ
)
と、
青
(
あを
)
い
傘
(
かさ
)
を
掛
(
か
)
けたランプとの
外
(
ほか
)
には、
世
(
よ
)
に
又
(
また
)
何物
(
なにもの
)
も
有
(
あ
)
らぬかと
思
(
おも
)
はるる
靜
(
しづ
)
けさ。
院長
(
ゐんちやう
)
の
可畏
(
むくつけ
)
き、
無人相
(
ぶにんさう
)
の
顏
(
かほ
)
は、
人智
(
じんち
)
の
開發
(
かいはつ
)
に
感
(
かん
)
ずるに
從
(
したが
)
つて、
段々
(
だん/\
)
と
和
(
やはら
)
ぎ、
微笑
(
びせう
)
をさへ
浮
(
うか
)
べて
來
(
き
)
た。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この
書物
(
しょもつ
)
と、
青
(
あお
)
い
傘
(
かさ
)
を
掛
(
か
)
けたランプとの
外
(
ほか
)
には、
世
(
よ
)
にまた
何物
(
なにもの
)
もあらぬかと
思
(
おも
)
わるる
静
(
しず
)
けさ。
院長
(
いんちょう
)
の
可畏
(
むくつけ
)
き、
無人相
(
ぶにんそう
)
の
顔
(
かお
)
は、
人智
(
じんち
)
の
開発
(
かいはつ
)
に
感
(
かん
)
ずるに
従
(
したが
)
って、
段々
(
だんだん
)
と
和
(
やわら
)
ぎ、
微笑
(
びしょう
)
をさえ
浮
(
うか
)
べて
来
(
き
)
た。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
これに
由
(
よ
)
って
人智
(
じんち
)
は、
人間
(
にんげん
)
の
唯一
(
ゆいいつ
)
の
快楽
(
かいらく
)
の
泉
(
いずみ
)
となつている。しかるに
我々
(
われわれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
周囲
(
まわり
)
に、
些
(
いささか
)
も
知識
(
ちしき
)
を
見
(
み
)
ず、
聞
(
き
)
かずで、
我々
(
われわれ
)
はまるで
快楽
(
かいらく
)
を
奪
(
うば
)
われているようなものです。
勿論
(
もちろん
)
我々
(
われわれ
)
には
書物
(
しょもつ
)
がある。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目