トップ
>
祕
>
かく
ふりがな文庫
“
祕
(
かく
)” の例文
新字:
秘
申立てしも今聞
通
(
とほ
)
りなり
眞直
(
まつすぐ
)
に申立よ此上
包
(
つゝ
)
み
祕
(
かく
)
すに於ては
急度
(
きつと
)
申付るぞと聞て善右衞門ヘイ
明白
(
めいはく
)
に申上ます私しは
然樣
(
さやう
)
なる者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
案
(
あん
)
ずるに、
團子
(
だんご
)
は
附燒
(
つけやき
)
を
以
(
もつ
)
て
美味
(
うま
)
いとしてある。
鹽煎餅
(
しほせんべい
)
以來
(
このかた
)
、
江戸兒
(
えどつこ
)
は
餘
(
あま
)
り
甘
(
あま
)
いのを
好
(
す
)
かぬ。が、
何
(
なに
)
を
祕
(
かく
)
さう、
私
(
わたし
)
は
團子
(
だんご
)
は
饀
(
あん
)
の
方
(
はう
)
を
得意
(
とくい
)
とする。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あなたに會はない前に、私はこの場所の
祟
(
たゝ
)
りの話を、あなたにはすべて、
祕
(
かく
)
しておくやうにと皆に命じておいたのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
『
祕
(
かく
)
すな!
何有
(
なあに
)
、解つてるよ、
確乎
(
ちやん
)
と解つてるよ。高が君等の行動が解らん樣では、これで君、札幌は狹くつても新聞記者の
招牌
(
かんばん
)
は出されないからね。』
札幌
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
最早
(
もう
)
〆
(
しめ
)
たものと、今度は
客間
(
きやくま
)
に石を
置
(
お
)
かず、
居間
(
ゐま
)
の
床
(
とこ
)
に
安置
(
あんち
)
して何人にも
祕
(
かく
)
して、只だ
獨
(
ひと
)
り
樂
(
たのし
)
んで居た。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
流水
(
りうすゐ
)
豈
(
あに
)
心
(
こゝろ
)
なからんや。
言
(
ことば
)
を
交
(
かは
)
すと、
祕
(
かく
)
さず
名
(
な
)
を
言
(
い
)
つた。お
好
(
かう
)
ちやんの
語
(
かた
)
る
處
(
ところ
)
によれば、
若後家
(
わかごけ
)
だ、と
云
(
い
)
ふ。
若旦那
(
わかだんな
)
思
(
おも
)
ふ
壺
(
つぼ
)
。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
水
(
みづ
)
へ
流
(
なが
)
せば
何處
(
どこ
)
を
潛
(
くゞ
)
つて——
池
(
いけ
)
があります——
此
(
こ
)
の
人
(
ひと
)
の
住居
(
すまひ
)
へ
流
(
なが
)
れて
出
(
で
)
て、
中
(
なか
)
でも
祕
(
かく
)
さなければ
成
(
な
)
らないものの
目
(
め
)
に
留
(
と
)
まりさうで
身體
(
からだ
)
が
震
(
ふる
)
へる。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何
(
なに
)
を
祕
(
かく
)
さう、
唯今
(
たゞいま
)
の
雲行
(
くもゆき
)
に、
雷鳴
(
らいめい
)
をともなひはしなからうかと、
氣遣
(
きづか
)
つた
處
(
ところ
)
だから、
土地
(
とち
)
ツ
子
(
こ
)
の
天氣豫報
(
てんきよはう
)
の、
風
(
かぜ
)
、
晴
(
はれ
)
、に
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
したのであつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
すんでの
處
(
ところ
)
。——
落
(
お
)
つこちるのでも、
身投
(
みなげ
)
でも、はつと
抱
(
だ
)
きとめる
救手
(
すくひて
)
は、
何
(
なん
)
でも
不意
(
ふい
)
に
出
(
で
)
る
方
(
はう
)
が
人氣
(
にんき
)
が
立
(
た
)
つ。すなはち
同行
(
どうかう
)
の
雪岱
(
せつたい
)
さんを、
今
(
いま
)
まで
祕
(
かく
)
しておいた
所以
(
ゆゑん
)
である。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
(
それ
)
を
片手
(
かたて
)
で
祕
(
かく
)
したけれども、
足
(
あし
)
のあたりを
震
(
ふる
)
はすと、あゝ、と
云
(
い
)
つて
其
(
そ
)
の
手
(
て
)
も
兩方
(
りやうはう
)
、
空
(
くう
)
を
掴
(
つか
)
むと
裙
(
すそ
)
を
上
(
あ
)
げて、
弓形
(
ゆみなり
)
に
身
(
み
)
を
反
(
そ
)
らして、
掻卷
(
かいまき
)
を
蹴
(
け
)
て、
轉
(
ころ
)
がるやうに
衾
(
ふすま
)
を
拔
(
ぬ
)
けた。……
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
が、
暮方
(
くれがた
)
の
掃除
(
さうぢ
)
に
視
(
み
)
ると、
同
(
おな
)
じやうに、ずらりと
並
(
なら
)
んで
揃
(
そろ
)
つて
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
た。
此
(
これ
)
が
茸
(
きのこ
)
なればこそ、
目
(
め
)
もまはさずに、じつと
堪
(
こら
)
へて
私
(
わたし
)
には
話
(
はな
)
さずに
祕
(
かく
)
して
居
(
ゐ
)
た。
私
(
わたし
)
が
臆病
(
おくびやう
)
だからである。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
祕
部首:⽰
10画
“祕”を含む語句
祕密
神祕
祕藏娘
祕藏兒
祕藏
祕事
南蠻祕法
祕所
祕々
御祕藏
神祕的
祕傳
其祕密
祕訣
祕言
祕術
祕藥
祕藏息子
祕藏子
奧傅祕事
...