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安置
ふりがな文庫
“安置”の読み方と例文
読み方
割合
あんち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんち
(逆引き)
何を馬鹿なことを!……と起ち上った拍子に、隣室からにおって来た線香の
香
(
かおり
)
。開けてみたら、こうして首が
安置
(
あんち
)
してあったのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
しかし、ニールスはあとになってからも、
段々
(
だんだん
)
のある
破風
(
はふ
)
だけは思いだすことができました。そこには、キリストと
使徒
(
しと
)
の
像
(
ぞう
)
が、
安置
(
あんち
)
されていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
しかも
菊之丞
(
きくのじょう
)
の冷たいむくろを
安置
(
あんち
)
した八
畳
(
じょう
)
の
間
(
ま
)
には、
妻女
(
さいじょ
)
のおむらさえ
入
(
い
)
れないおせんがただ
一人
(
ひとり
)
、
首
(
くび
)
を
垂
(
た
)
れたまま、
黙然
(
もくねん
)
と
膝
(
ひざ
)
の
上
(
うえ
)
を
見詰
(
みつ
)
めていた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
安置(あんち)の例文をもっと
(12作品)
見る
“安置”の意味
《名詞》
安 置(あんち)
神仏の像や遺体などを丁重に据え置くこと。
(出典:Wiktionary)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“安”で始まる語句
安
安堵
安心
安房
安全
安芸
安穏
安土
安否
安宅
“安置”のふりがなが多い著者
邦枝完二
泉鏡太郎
林不忘
国木田独歩
中里介山
泉鏡花
吉川英治
海野十三
野村胡堂