旧字:狹隘
何たるそれはのろくさい文明であろう! じつに笑うに耐えた平面・矮小・狭隘・滑稽そのものの社会であり、歴史であり、思想であり
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
武州公秘話:01 武州公秘話 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この解答は余りに狭隘であって、真に価値をもっているものにも、価値の存在を拒否している。その二はコンジャック、セイのそれであり、価値の原因を利用に置く。
純粋経済学要論:01 上巻 (新字新仮名) / マリー・エスプリ・レオン・ワルラス(著)
またヨオロッパ諸国がその各々の植民地について採用した狭隘な政策は、その利益が犠牲にされる植民地と同様に母国自身にとっても有害であることを説明せんと企てた。
経済学及び課税の諸原理 (新字新仮名) / デイヴィッド・リカード(著)
そうして狭隘で一面的な文学観を読者の審判の庭に供述する以前にあらかじめ提出しておくべき参考書類あるいは「予審調書」としてぜひとも必要と考えられるからである。
観察があまりに狭隘であるばかりか、ややもすれば事実その物の観察に出発せず、かつ事物の広くして深い関係を無視し、単独に一つの事件なり現象なりに対して是非の結論を急ぐ傾向が見えます。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
それで、日露戦争後は個人の自覚が顕著となり、狭隘なる愛国心よりたちまち目醒めて、世界的の広大なる精神が俄然発達し、ある者は特に社会問題に深大なる注意を払うようになってきたのである。
明治哲学界の回顧:01 序論 (新字新仮名) / 井上哲次郎(著)
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近 (新字新仮名) / 高村光雲(著)
何が私をこうさせたか:――獄中手記―― (新字新仮名) / 金子ふみ子(著)
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはブルジョアの狭隘な見解、十九世紀のフランスを、哲学、倫理学、歴史、経済学の知識のない計算者を作り出す領域と、少しの数学的知識もない文学者を出す領域の二つに分けた智的教養
純粋経済学要論:01 上巻 (新字新仮名) / マリー・エスプリ・レオン・ワルラス(著)
現時の霊魂の不可思議なるゆえんを知らば、死後のことのごときは、また容易に知了すべきのみ。ひとり死後を論じて生時に及ばずんば、その見の狭隘なる、いまだともに霊魂を談ずるに足らず。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうしてその指揮者の頭がよほど幅員が大きく包容力が豊かでなければ、結局狭隘な独吟的になるか、さもなくばメンバーのほうでつまらなくておしまいまでやり切れないであろうと思われる。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「なお、織田の後詰に後詰のかさなる時は、お味方は狭隘な敵地に立って、にわかの転勢もままなりませず」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)