“不抜”の読み方と例文
読み方割合
ふばつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而(しこう)して彼が九顛(てん)十起、堅忍(けんにん)不抜(ふばつ)、いよいよ窮していよいよ画策(かくさく)し、いよいよ蹶(つまず)きていよいよ奮うに至っては、恐らくは十の松陰あるも、また及ぶ所無けん。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
しかも、金ヶ崎の城は、その夕べも、大きな夏の月の下に、厳然(げんぜん)と、不抜(ふばつ)な相(すがた)を持っていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我らはわが内界に不抜(ふばつ)の確信を豊強なる実験の上に築き、そしてまた同時にその外的表現に留意すべきである。外にのみ走りて浅薄になる虞(おそれ)あると共に、内にのみ潜(ひそ)みて狭隘(きょうあい)となる嫌(きらい)がある。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)