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權威
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けんゐ
ふりがな文庫
“
權威
(
けんゐ
)” の例文
新字:
権威
子供だけが時として、母の
權威
(
けんゐ
)
を馬鹿にして、笑ひ飛ばして了つた。夫人はいゝ服裝をして、それを引き立てるやうな風采と態度を持つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
『もう一
度
(
ど
)
復誦
(
ふくせう
)
して
呉
(
く
)
れッて、
娘
(
むすめ
)
に
然
(
さ
)
う
云
(
い
)
へ』
其
(
そ
)
れは
恰
(
あだか
)
も
愛
(
あい
)
ちやん
以上
(
いじやう
)
に
或
(
あ
)
る
權威
(
けんゐ
)
を
持
(
も
)
つてゞも
居
(
ゐ
)
るかのやうに、グリフォンの
方
(
はう
)
を
顧
(
かへり
)
みました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
金
(
かね
)
の
力
(
ちから
)
と
權威
(
けんゐ
)
を
以
(
もつ
)
て、
見事
(
みごと
)
に
此
(
こ
)
の
女
(
もの
)
祕藏
(
ひざう
)
し
見
(
み
)
すべし、
再
(
ふたゝ
)
び
是
(
これ
)
を
阿母
(
おふくろ
)
の
胎内
(
たいない
)
に
戻
(
もど
)
すことこそ
叶
(
かな
)
はずとも、などか
其
(
そ
)
の
術
(
すべ
)
のなからんや、いで
立處
(
たちどころ
)
に
驗
(
しるし
)
を
見
(
み
)
せう。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
口
(
くち
)
では
意志
(
ゐし
)
の
自由
(
じゆう
)
だとか、
個人
(
こじん
)
の
權威
(
けんゐ
)
だとか
立派
(
りつぱ
)
なことは云ツてゐるものゝ、
生活
(
せいくわつ
)
の
爲
(
た
)
めには
心
(
こゝろ
)
にもない
業務
(
ぎやうむ
)
を取ツたり、
下
(
さ
)
げなくても可い頭も下げなければならない。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
大名
(
だいみやう
)
の
行列
(
ぎやうれつ
)
が
來
(
き
)
ても、五
分
(
ぶ
)
々々
(
/\
)
に
通
(
とほ
)
れるといふほどの
權威
(
けんゐ
)
のあるものに、
玄竹
(
げんちく
)
の
藥箱
(
くすりばこ
)
は
出世
(
しゆつせ
)
した。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
私し
親戚
(
しんせき
)
のことゆゑ二人を引取
世話
(
せわ
)
いたし其後昌次郎が
妻
(
つま
)
に仕つりしが傳吉これを
却
(
かへ
)
つて
妬
(
ねた
)
み其上村長役を傳吉へ申付られ候
故
(
ゆゑ
)
名主
(
なぬし
)
の
權威
(
けんゐ
)
を以て段々
押領
(
あふりやう
)
我意等
(
がいとう
)
の
振舞
(
ふるまひ
)
候故村中私しへ村長を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若
(
も
)
し、
諸君
(
しよくん
)
にして
中江兆民
(
なかえてうみん
)
先生
(
せんせい
)
と
同
(
どう
)
一
種
(
しゆ
)
であつて、十八
里
(
り
)
零圍氣
(
れいゐき
)
を
振舞
(
ふりま
)
はして
滿足
(
まんぞく
)
して
居
(
ゐ
)
るならば、
諸君
(
しよくん
)
は
何
(
なん
)
の
權威
(
けんゐ
)
あつて、『
春
(
はる
)
短
(
みじか
)
し
何
(
なに
)
に
不滅
(
ふめつ
)
の
命
(
いのち
)
ぞと』
云々
(
うん/\
)
と
歌
(
うた
)
ふ
人
(
ひと
)
の
自由
(
じいう
)
に
干渉
(
かんせふ
)
し
得
(
う
)
るぞ。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「さうだな
衣物
(
きもの
)
は
焙
(
あぶ
)
る
間
(
えゝだ
)
仕
(
し
)
やうねえなそんぢや
褞袍
(
どてら
)
でも
俺
(
お
)
ら
家
(
ぢ
)
から
持
(
も
)
つて
來
(
く
)
つとえゝな、
此
(
こ
)
の
蒲團
(
ふとん
)
だけぢや
暖
(
ぬくと
)
まれめえこら」
彼
(
かれ
)
は
少
(
すこ
)
し
權威
(
けんゐ
)
を
有
(
も
)
つた
態度
(
たいど
)
でいつた。
狹
(
せま
)
い
小屋
(
こや
)
の
焚火
(
たきび
)
は
消
(
き
)
えて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それで對等の
間柄
(
あひだがら
)
で話をするといふわけにも參りませんしねえ。
權威
(
けんゐ
)
を
失
(
な
)
くしません爲めには、當然
隔
(
へだ
)
てをつけて置かなくてはなりません。確か昨年の冬でございましたよ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
見
當
(
あた
)
らば
屹度
(
きつと
)
其處に張番を付け置き此方と并に町奉行へ屆け出よ必ず
權威
(
けんゐ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
九助儀今
更
(
さら
)
未練
(
みれん
)
にも
遺恨
(
ゐこん
)
に存親類中も
不通
(
ふつう
)
に相成
加之
(
そのうへ
)
同人名主役申付られしより
村長
(
むらをさ
)
の
權威
(
けんゐ
)
を
振
(
ふる
)
ひ
私欲
(
しよく
)
押領
(
あふりやう
)
多く小前の者ども
難儀
(
なんぎ
)
仕つるに付村中寄り合ひ又々惣内を
歸役
(
きやく
)
致させんと
内談
(
ないだん
)
いたせし儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
權
部首:⽊
21画
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
“權”で始まる語句
權
權利
權能
權柄
權化
權幕
權衡
權現臺
權力
權現堂