“桟橋:かけはし” の例文
“桟橋:かけはし”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治9
泉鏡花6
林不忘2
木暮理太郎1
泉鏡太郎1
“桟橋:かけはし”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション1.5%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「木曾の桟橋かけはし」と言って、手足をひろげ、胴をくねらせて、狭い駕籠のなかで、一種独特の微妙な坐り方をするのである。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
だが、千じんの深さともたとうべき峡谷きょうこくには、向こうへわたる道もなく、蔦葛つたかずら桟橋かけはしもない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木曾路きそじに入りて日照山ひでりやま桟橋かけはし寝覚ねざめ後になし須原すはら宿しゅくつきにけり。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その、法月弦之丞の姿は、今、もちの木坂三ツ目の曲り勾配こうばい空谷からだに桟橋かけはしを渡っていた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとしばらくして向うの岸へ、藤蔓ふじづるを編んだ桟橋かけはしが、水煙みずけむりと雨のしぶきとの中に、危く懸っている所へ出た。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
全体ぜんたい箱根はこねでも、塩原しほばらでも、あるひ木曾きそ桟橋かけはしでも、実際じつさいにしろ、にせよ
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
桟橋かけはしは十間に足りない短いものでした。渡ってみると其処此処そこここに、さらに数戸の人家が目につく。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桟橋かけはしの旧跡といわれているあたりは、木曾川の幅も岩崖の間に狭まり、泡立つ急流が足の下に迫って、一寸ちょっと好い景色であった。
木曽駒と甲斐駒 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
船頭の声にかれて、渡舟わたし桟橋かけはしへドタドタと人の跫音あしおとがなだれていった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
絵にいた木曾の桟橋かけはしを想わせる、断崖がけの丸木橋のようなプラットフォームへ、しかも下りたのはただ二人で、改札口へ渡るべき橋もない。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——しょく桟道かけはしを思わすような蔦葛つたかずらの這った桟橋かけはしが見える。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山つづき、祖谷いや桟橋かけはしをよじ越えて、土佐、讃岐さぬきの国境をうかがおうか。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪がそのままの待女郎まちじょろうになって、手を取って導くようで、まんじともえ中空なかぞらを渡る橋は、さながらに玉の桟橋かけはしかと思われました。
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
漆掻うるしかきはスタスタと桟橋かけはしを渡ってゆく。その揺れる橋を渡るのが、お蝶には面白そうで、秦野屋には用心がありそうで、雲霧と新助には不安そうです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
周防すおう錦帯橋きんたいばし、木曾の桟橋かけはし、それにこの甲斐の猿橋」
頂なる少年は、これをみおろして、雲の桟橋かけはしのなきに失望した。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「この渓谷の桟橋かけはしもいぜんは毎日のように通ったものだが」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一つの邸内には、柳生と司馬とをつなぐ桟橋かけはし
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この、筆者の友、境賛吉さかいさんきちは、実はつたかずら木曾きそ桟橋かけはし寝覚ねざめとこなどを見物のつもりで、上松あげまつまでの切符を持っていた。霜月の半ばであった。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
短いが、蔦葛つたかずら桟橋かけはしがある。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船着きの桟橋かけはしの方から、
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木曾の桟橋かけはし
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
生命いのちから桟橋かけはしから、あやうく傾いた二階の廊下に、日も見ず、背後うしろむきに鼠の布子ぬのこせなを曲げた首の色のあおい男を、フト一人見附けたが、軒に掛けた蜘蛛くもの、ブトリと膨れた蜘蛛の腹より、人間はせていた。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょうど落合から是れまでは十二里余の道でございますが、只今とは違ってひらけぬ往来、その頃馬方が唄にも唄いましたのは木曾の桟橋かけはし太田の渡し、碓氷峠うすいとうげが無けりゃアいと申す唄で、馬士まごなどが綱をきながら大声で唄いましたものでございます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)