“蹌々踉々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうそうろうろう90.9%
さう/\らう/\9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人が立去ると間もなく、これは蹌々踉々そうそうろうろうとして妙応寺坂を東へ、同じく関の藤川の方へと彷徨さまよい行かんとするものらしい。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その樽と、枕を左右に蹴飛ばした奈良原翁は、蹌々踉々そうそうろうろうとして昨日きのうの医者の玄関に立った。診察中の医者の首筋を、例の剛力でギューと掴んで大喝した。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
われはしろがねの如く美しき月光に浴しつゝ、蹌々踉々さう/\らう/\として大聲唐詩を高吟し、路傍の人家を驚かしたるを今猶記憶す。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)