“仭”の読み方と例文
読み方割合
じん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すさまじい形相(ぎょうそう)で黒い口を開けている千仭(じん)の谷の上に、美しい弧を描きながら、白い虹のように、はるばると架け渡っている。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と天幕に入ると、提げて出た、卓子を引抱(ひっかか)えたようなものではない、千仭(じん)の重さに堪えない体(てい)に、大革鞄を持った胸が、吐呼吸(といき)を浪に吐(つ)く。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時には二十余丈の岩盤(がんばん)を掘り下げたり、或いは一水を得るために、千仭(じん)の谿谷(けいこく)へ水汲みの決死隊を募って汲ませたこともある。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)