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感嘆
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かんたん
ふりがな文庫
“
感嘆
(
かんたん
)” の例文
中でも「夜の光」の中に收められてゐる「正義派」「出來事」「范の犯罪」「清兵衞と瓢箪」特に「和解」には最も
感嘆
(
かんたん
)
させられました。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
余
(
よ
)
越後にねりやうかんを賞味して大に
感嘆
(
かんたん
)
し、岩居に
謂
(
いひて
)
曰
(
いはく
)
、此ねりやうかんも近年のものなり、常のやうかんにくらぶれば
味
(
あぢは
)
ひまされり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
私はあまりの不思議さに、何度も
感嘆
(
かんたん
)
の声を
洩
(
もら
)
しますと、ミスラ君はやはり微笑したまま、また
無造作
(
むぞうさ
)
にその花をテエブル掛の上へ落しました。
魔術
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「うまいはずだ。
人間
(
にんげん
)
ではない、
人魚
(
にんぎょ
)
が
描
(
か
)
いたのだもの。」と、おじいさんは
感嘆
(
かんたん
)
して、おばあさんと
話
(
はな
)
し
合
(
あ
)
いました。
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
龍太郎
(
りゅうたろう
)
は
助太刀
(
すけだち
)
にでようとおもうまに、みごとに勝負をつけてしまった若者の
早技
(
はやわざ
)
に、
舌
(
した
)
をまいて
感嘆
(
かんたん
)
していた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
塔のてっぺんにのぼったとき、老教授に
扮
(
ふん
)
した戸倉老人は、眼下を見下ろし、思わず
感嘆
(
かんたん
)
の
呟
(
つぶや
)
きをもらした。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
『
無論
(
むろん
)
偶然
(
ぐうぜん
)
の
符合
(
ふがふ
)
ではありますまい。』と
私
(
わたくし
)
は
感嘆
(
かんたん
)
の
叫
(
さけび
)
を
禁
(
きん
)
じ
得
(
え
)
なかつた。
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
前額
(
ぜんがく
)
を
撫
(
な
)
でゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
久しぶりに旧師の飛衛を訪ねた時、しかし、飛衛はこの顔付を一見すると
感嘆
(
かんたん
)
して
叫
(
さけ
)
んだ。これでこそ初めて天下の名人だ。
我儕
(
われら
)
のごとき、
足下
(
あしもと
)
にも及ぶものでないと。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
三十三
萬
(
まん
)
三千三百三十三
人
(
にん
)
の『
中外
(
ちうぐわい
)
』の
讀者
(
どくしや
)
が一
齊
(
せい
)
に
僕
(
ぼく
)
の
頭腦
(
づなう
)
の
明晰
(
めいせき
)
を
感嘆
(
かんたん
)
したんだからね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
感嘆
(
かんたん
)
の声が起こった、人々は校長が生徒を愛する念の深きにいまさらながらおどろいた。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
植物でも自家受精、すなわち自家結婚だと自然種子が弱いので、そこで他家受精すなわち他家結婚して
強壮
(
きょうそう
)
な種子を作ろうというのだ。植物でこんな
工夫
(
くふう
)
をしているのはまことに
感嘆
(
かんたん
)
に
値
(
あたい
)
する。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
すべては笑いと
感嘆
(
かんたん
)
と拍手の中にすぎた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
余
(
よ
)
越後にねりやうかんを賞味して大に
感嘆
(
かんたん
)
し、岩居に
謂
(
いひて
)
曰
(
いはく
)
、此ねりやうかんも近年のものなり、常のやうかんにくらぶれば
味
(
あぢは
)
ひまされり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「ああ、なんというりっぱなさらだろう。また、
茶
(
ちゃ
)
わんだろう……。」といって、それを
見
(
み
)
て
感嘆
(
かんたん
)
いたしました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
主人公の心の
苦悶
(
くもん
)
に對する作者の
感情輸入
(
アインヒウルング
)
の
深
(
ふか
)
さは、張り切つた
弦
(
ゆづる
)
のやうに
緊張
(
きんぢやう
)
した
表現
(
へうげん
)
と相俟つて、作の
缺點
(
けつてん
)
を
感
(
かん
)
じる前に、それに對して
感嘆
(
かんたん
)
してしまひます。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
電光艇
(
でんくわうてい
)
!
電光艇
(
でんくわうてい
)
!
如何
(
いか
)
に
其實
(
そのじつ
)
に
相應
(
ふさは
)
しき
名
(
な
)
よと、
私
(
わたくし
)
は
感嘆
(
かんたん
)
すると、
大佐
(
たいさ
)
は
言
(
ことば
)
をつゞけ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と婦人は自分の
遭難
(
そうなん
)
はわすれて、一同の
忍耐
(
にんたい
)
と勇気とに、涙を流して
感嘆
(
かんたん
)
した。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
その
機智
(
きち
)
に
感嘆
(
かんたん
)
の声をあげたが瓔珞の
飾
(
かざ
)
り
座金
(
ざがね
)
がくさっていたとみえて、龍太郎の体がつりさがるとともに、
金鈴青銅
(
きんれいせいどう
)
の
金物
(
かなもの
)
といっしょにかれの五体は、ドーンと大地におちてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
僕は思わず
感嘆
(
かんたん
)
の声をもらした。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
こうして、いきいきとした
自然
(
しぜん
)
を
見
(
み
)
ると、たとえ、どんな
平和
(
へいわ
)
な
景色
(
けしき
)
でも、
時計
(
とけい
)
についている
動
(
うご
)
かないかざりを、
感嘆
(
かんたん
)
して
見
(
み
)
る
気
(
き
)
がしなかったのでした。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「む、どこまでもそちは
軍師
(
ぐんし
)
じゃの」と
膝
(
ひざ
)
をたたいて、
感嘆
(
かんたん
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
實
(
じつ
)
に
其
(
その
)
軍律
(
ぐんりつ
)
の
嚴然
(
げんぜん
)
たるは
今更
(
いまさら
)
ながら
感嘆
(
かんたん
)
の
他
(
ほか
)
は
無
(
な
)
いのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
思わず僕は
感嘆
(
かんたん
)
の声を放った。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「あなたたちは、どこへいっても、
人間
(
にんげん
)
にかわいがられて、おしあわせですこと。」と、
感嘆
(
かんたん
)
いたしました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは、おじさんを
非難
(
ひなん
)
したようであるが、うらは、みあげた
行為
(
こうい
)
を
感嘆
(
かんたん
)
したようにもとれたのでした。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「よくわかりました。
精神
(
せいしん
)
の
力
(
ちから
)
です。
芸
(
げい
)
が、
命
(
いのち
)
がけだからです。」と、
乙
(
おつ
)
は、
感嘆
(
かんたん
)
しました。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、それにしても、よく
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
して、きたものね。」とお
姉
(
ねえ
)
さんは、
感嘆
(
かんたん
)
なさいました。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いいな、
自然
(
しぜん
)
は!」と、
彼
(
かれ
)
は、
眠
(
ねむ
)
りから
目
(
め
)
がさめたごとく、
感嘆
(
かんたん
)
しました。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なるほど、
変
(
か
)
わった
鶏
(
とり
)
だな。」と、
感嘆
(
かんたん
)
をしてながめていました。
金持ちと鶏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
感
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
嘆
常用漢字
中学
部首:⼝
13画
“感”で始まる語句
感
感心
感謝
感情
感激
感歎
感動
感冒
感慨
感染