“座金”の読み方と例文
読み方割合
ざがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死にかかった馬だのを描いた恐ろしく長い銅版画はもう黄ばんでしまっているが、それは細い青銅の筋金すじがねを入れ、四隅よすみにもやはり青銅の円い座金ざがねをつけた
店先の低い天井には様々なものがぶらさげてある。じょうかぎ蝶番ちょうつがい提柄さげえかぎ座金ざがね、屋号や紋入もんいりの金具等々。どれもこれも埃だらけで何年も手に触れる者がなかったと見える。
思い出す職人 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その機智きち感嘆かんたんの声をあげたが瓔珞のかざ座金ざがねがくさっていたとみえて、龍太郎の体がつりさがるとともに、金鈴青銅きんれいせいどう金物かなものといっしょにかれの五体は、ドーンと大地におちてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)