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しゅっせ
ふりがな文庫
“
出世
(
しゅっせ
)” の例文
幕府
(
ばくふ
)
とちがって、すぐれたものはどんどん
出世
(
しゅっせ
)
もできるし、
政府
(
せいふ
)
の
身分
(
みぶん
)
のたかい
人
(
ひと
)
も、きみにぜひきてほしいといっているのだ。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
こうして、ちいさなたにしから
出世
(
しゅっせ
)
したおむこさんは、たにしの
長者
(
ちょうじゃ
)
とよばれて、やさしいおよめさんと
一緒
(
いっしょ
)
に、
末
(
すえ
)
ながく
栄
(
さか
)
えましたと、さ。
たにしの出世
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それとも、だんだんからころげおちたくせに、うまく
出世
(
しゅっせ
)
して、
王女
(
おうじょ
)
さまをおよめさんにした、でっくりもっくりさんのおはなしをしようかね。
もみの木
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
うらおもてがあったり、じゃけんだったりすると、きらわれて
出世
(
しゅっせ
)
の
見込
(
みこ
)
みがないものだ。
東京
(
とうきょう
)
へいったら、からだを
大事
(
だいじ
)
にして、よく
働
(
はたら
)
きなさい。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ふたりの男の子をせい一ぱい
教育
(
きょういく
)
しなさい、そうしてわが
世
(
よ
)
をあきらめて、ふたりの子の
出世
(
しゅっせ
)
をたのしめ」
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
「かかる姿をしているからとて疑うな、
余
(
よ
)
がその梅雪にちがいないのじゃ、そちが一生の
出世
(
しゅっせ
)
の
蔓
(
つる
)
は、いまとせまったわしの
危急
(
ききゅう
)
を
救
(
すく
)
ってくれることにあるぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
何
(
なに
)
より
小
(
こ
)
より
御存
(
ごぞん
)
じよりか。なまじ
辱
(
はじ
)
を
知
(
し
)
ってるばかりに、おいらァ
出世
(
しゅっせ
)
が
出来
(
でき
)
ねえんだよ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
娘御
(
むすめご
)
の
出世
(
しゅっせ
)
を
願
(
ねが
)
ひ、
其
(
その
)
昇進
(
しょうしん
)
をば
此世
(
このよ
)
の
天國
(
てんごく
)
とも
思
(
おも
)
はしゃった
貴下
(
こなた
)
が、
只今
(
たゞいま
)
娘御
(
むすめご
)
が
雲
(
くも
)
の
上
(
うへ
)
の
眞
(
まこと
)
の
天國
(
てんごく
)
へ
昇進
(
しゃうしん
)
せられたのを、
何
(
なん
)
として
歎
(
なげ
)
かしゃるぞ! おゝ、
安
(
やす
)
らかにならしゃれたを
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
良人
(
おっと
)
はしきりに
馬
(
うま
)
の
鼻面
(
はなづら
)
を
撫
(
な
)
でてやりながら『
汝
(
おまえ
)
もとうとう
出世
(
しゅっせ
)
して
鈴懸
(
すずかけ
)
になったか。イヤ
結構
(
けっこう
)
結構
(
けっこう
)
!
俺
(
わし
)
はもう
呼名
(
よびな
)
について
反対
(
はんたい
)
はせんぞ……。』そう
言
(
い
)
って、
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
を
顧
(
かえり
)
みて
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そこに
出世
(
しゅっせ
)
の道を正は見つけたらしい。すると竹一も、まけずに声をはげまして
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
などという文句が
列
(
つら
)
ねられているのを見ると、かつて稲作の豊熟をもって、いわゆる弥勒
出世
(
しゅっせ
)
の第一の
奇瑞
(
きずい
)
と解し、米を祭場に
撒
(
ま
)
きちらすことによって、その絶大の歓喜を表示しようとした時代が
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
出世
(
しゅっせ
)
をするやつは出世をする。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「わたくしは
出世
(
しゅっせ
)
がしたいと
思
(
おも
)
って、
京都
(
きょうと
)
へわざわざ
上
(
のぼ
)
ってまいりました。どうぞ
一生懸命
(
いっしょうけんめい
)
働
(
はたら
)
きますから、お
屋敷
(
やしき
)
でお
使
(
つか
)
いなさって
下
(
くだ
)
さいまし。」
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
諭吉
(
ゆきち
)
が
長崎
(
ながさき
)
にいては、せがれ
壱岐
(
いき
)
の
出世
(
しゅっせ
)
のじゃまになるから、
中津
(
なかつ
)
へよびもどしてくれ。ただし、そのりゆうには、
母
(
はは
)
が
病気
(
びょうき
)
だといってやれ。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
それにつれて
芋蔓
(
いもづる
)
の
出世
(
しゅっせ
)
をゆめみている
丹羽昌仙
(
にわしょうせん
)
も、
吹針
(
ふきばり
)
の
蚕婆
(
かいこばばあ
)
も、はれの
御岳
(
みたけ
)
でそれぞれ
武名
(
ぶめい
)
をあげる
算段
(
さんだん
)
、今から
用意
(
ようい
)
おさおさおこたりないところである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いよいよ自分も
非職
(
ひしょく
)
となり、
出世
(
しゅっせ
)
の道がたえたときまったら、妻はどうするか、かれの両親はどういう
態度
(
たいど
)
をするか、こういうときに
夫婦
(
ふうふ
)
の
関係
(
かんけい
)
はどうなるものかしら。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
さあ、おまえさんと
私
(
わたし
)
は
今日
(
きょう
)
から
敵
(
かたき
)
どうしになったのだ。
私
(
わたし
)
はこんなに
老
(
お
)
いぼれていても
少佐
(
しょうさ
)
だから、
私
(
わたし
)
の
首
(
くび
)
を
持
(
も
)
ってゆけば、あなたは
出世
(
しゅっせ
)
ができる。だから
殺
(
ころ
)
してください。
野ばら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もうお
逢
(
あ
)
いなされましたか……
何
(
な
)
んとお
早
(
はや
)
いことで……。が、それなら
尚更
(
なおさら
)
のことでござります。
是非
(
ぜひ
)
あの
若月
(
わかつき
)
を
小桜神社
(
こざくらじんじゃ
)
の
神馬
(
しんめ
)
に
出世
(
しゅっせ
)
させておやり
下
(
くだ
)
さいませ。
若月
(
わかつき
)
がどんなに
歓
(
よろこ
)
ぶか
知
(
し
)
れませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「いや、わたしはごめんだね。
役人
(
やくにん
)
にはなりたくないし、
役人
(
やくにん
)
で
出世
(
しゅっせ
)
したいなど、一どもかんがえたことはない。わたしは
平民
(
へいみん
)
、ただの
国民
(
こくみん
)
でいいのだ。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「なんでも
出世
(
しゅっせ
)
をするには、まずだれかえらい人の
家来
(
けらい
)
になって、それからだんだんにし
上
(
あ
)
げなければならない。これこそいちばんえらい人のお
屋敷
(
やしき
)
に
違
(
ちが
)
いない。」
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
出世
(
しゅっせ
)
したら、娘をやってもよいような事を云っておきながら、五郎左衛門父娘は、その後、旅先で、今度、御当家と合戦になった上杉家の家臣と、婚約を取り交している。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
細君の
里方
(
さとかた
)
では、糟谷をえらい人と思いこみ、なお
出世
(
しゅっせ
)
する人と信じて、この結婚を
名誉
(
めいよ
)
と感じてむすめをとつがし、糟谷のほうでもただ
良家
(
りょうけ
)
の女ということがありがたくて
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちは、
牛女
(
うしおんな
)
の
子供
(
こども
)
が
出世
(
しゅっせ
)
をしたのを
喜
(
よろこ
)
び、
祝
(
いわ
)
いました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
せっかく、
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
が、ああやって、
徳川家
(
とくがわけ
)
で
出世
(
しゅっせ
)
の
蔓
(
つる
)
をさがしてくれたのに、越前なンて雪国へなんかいくなんて、なんとつまらないことだと、また泣きだしたくなった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうか
達者
(
たっしゃ
)
で、
出世
(
しゅっせ
)
をしておくれ。」
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
大
(
おお
)
きくなって
出世
(
しゅっせ
)
いたします。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“出世”で始まる語句
出世間
出世間的
出世時
出世讐
出世魚
出世景清
出世奴孫子軍配